第2回教育GPフィールド科学実習(7月10日)
 「広島市森林公園の見学」


 概要

 広島市森林公園は、市民が森林に親しみながら自然を観察し、また自然保護に対する教育の場を提供しています。園内には、中四国地方で唯一の昆虫の専門施設「こんちゅう館」があって、昆虫についての様々な解説や生体展示が行われています。
 今回の実習では、こんちゅう館の多目的ホールにおいて坂本充学芸員による約1時間半の講演と、その後の約1時間の館内見学を行って、広島県内の希少な昆虫と自然保護の取り組み、そして昆虫についての知識を深める事ができました。

 ギャラリー

 学生のコメント

・レッドデータブックと聞くと、動物というイメージが浮かんできて、昆虫もそんなに該当していないと思っていました。大学では聞くことのできない内容ばかりでとても興味深かったです。

・実際に環境保護活動を行っている人の生の声が聞けて勉強になりました。一つの生物種にしか対策をしなかったら、別の週に影響が出てしまったりといった全ての生物が関連し合って生きているために出てくる難しさや、環境保護の重要性がわかりました。

・坂本先生がとても楽しそうにお話をされていたのが印象的でした。

・希少昆虫の保護の現状や今後のことなどを聞き、生物の保護の難しさを知ることができた。私は希少植物の保護に興味があるので、今回聞いたことが参考になるのではないかと思った。種だけを保護するのではなく、これからは環境を保護していき、地域の人々と協力して自然を守っていかなければならないと思った。

・虫の生物多様性保護に関する実際的な取組とその展望を知る事ができ、大変興味深く感じました。対象生物のみに限らず、その環境にまで焦点を当てる事や、人々の生活に対応させた条例作成等、これまでとは違う視点を得る事ができた講演だったと思います。

・外来種であり他の生物を食べつくすブラックバスですが、それがアメリカザリガニを食べていたおかげでセラネクイハムシが生き残る環境ができていたというのはおもしろい話でした。環境自体を守ることが種の保存につながるというのがよくわかり、大切だと思いました。

・環境保全を昆虫の観点でみると、必ずしもそれが正しいとは限らない。植物の生存=環境が良くなるというわけではない。「程々に」人の手を加えることで、環境と動植物の保全が可能である。しかし、私たちにできることは生育場所を提供するだけで、そこからどうなるかは分からない。全てを統御することは不可能だ。現状維持が精一杯だが、それでも希少生物の保全、環境保護につながるよう、これから先も継続して実践すべきだと感じた。

・外来種がいても保たれるバランスがあるのを初めて知った。外来種がいると必ずバランスが崩れるものと思っていた。坂本さんの話はおもしろかった。

・私は今、環境問題に興味を持ち勉強している最中ですが、今までは環境問題が人間に与えている影響しか考えたことがなかったです。今回の講演を聞いてから、環境問題は昆虫にも影響を与えていることが分かり、もっと広い視野で物事を考えられるようになりたいと思いました。

It’s very interesting.たのしかった。