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平成29年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(3)

印刷用ページを表示する 2017年11月6日更新

 

庄原産木質ペレットの焼却灰を有効活用した廃棄物から有価物への転換

概要

 

研究代表者

学部・学科

生命環境学部・環境科学科

職位

准教授

氏名

崎田 省吾

課題提案者

庄原市企画振興部林業振興課

研究課題名

庄原産木質ペレットの焼却灰を有効活用した廃棄物から有価物への転換

研究の概要

 本研究では,庄原市産木質ペレット焼却灰の有効利用促進を目的として,主に肥料としての利用を想定し,木質ペレット焼却灰の環境安全性分析,肥料分析,木質ペレット焼却灰を利用した作物栽培試験等を行っています。木質ペレット焼却灰の安全性や肥料としての有効性が示されれば,焼却灰の処理・処分コストを低減でき,木質ペレットの利用促進に貢献できると考えています。

活動状況

  庄原市では,森林再生や循環型社会の構築,林業振興等を目的として庄原さとやまペレット株式会社を設置し,2010年より木質ペレットを製造しています。原料には建築廃材等は含まれていないため,塗料や接着剤等に含まれる有害成分が含有しない良質なペレットとなっています。一方,木質ペレットの焼却によって焼却灰が発生するため,その適正な処理,処分が必要となっています。本研究では,庄原市における木質ペレット焼却灰を主に肥料として有効利用することを想定して,ペレット焼却灰が土壌環境基準を満足するかを判定する溶出試験,肥料としての木質ペレット焼却灰の性状分析,ペレット焼却灰を利用した作物栽培試験,その他の有効利用方法の検討,等を行っています。

 平成29年度は研究開始から2年目にあたります。本研究を卒業論文で担当している環境科学科4年生の森元愛里彩さんが,昨年度の成果として第28回廃棄物資源循環学会研究発表会(968日,東京工業大学)でポスター発表しました。各分野の専門家から有意義な質問・コメントを頂き,それらを生かして引き続き研究を行っています。

  

【 本研究の概要 】

本研究の概要

 溶出試験液を分析              

環境安全性評価のため,溶出試験液を分析しています。

 

 森元愛里彩さん

28回廃棄物資源循環学会研究発表会で,環境科学科4年生の森元愛里彩さんがポスター発表しました。

 問合先

県立広島大学 経営企画室

〒734-8558
広島県広島市南区宇品東一丁目1番71号
電話番号 (082)251-9534(ダイヤルイン)
電子メール kikaku2@pu-hiroshima.ac.jp