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【生命科学科】 稲垣教授の総説が、International Journal of Molecular Sciences誌に掲載されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年10月26日更新
  稲垣教授の総説論文が、国際誌International Journal of Molecular Sciences に掲載されました。

  Inagaki-Ohara (2019) Gastric Leptin and Tumorigenesis: Beyond Obesity.  Int. J. Mol. Sci. : 20(11), 2622

   レプチンは脂肪から産生され、脳の視床下部に発現するレプチン受容体に結合し、食欲抑制やエネルギー代謝亢進に働くホルモンとして、世界中で広く知られています。一方、レプチンは胃からも産生されます。胃レプチンは、管腔を伝って腸管に到達してペプチドの吸収を促すなど、腸管機能を助ける働きがあると考えられています。胃は体の中で唯一、レプチンとレプチン受容体両方が発現する組織ですが(下表赤文字)、胃レプチンの生理的意義はよくわかっていません。稲垣教授は、胃レプチンに着目し研究を行なっています。胃でレプチン産生が亢進する遺伝子改変マウスを作製し、胃がんを起こすことを発表しました。また、高脂肪食を食べたマウスで胃レプチンの産生が増えて、腸上皮化生(胃の前がん病変)を起こすことも世界に先駆けて報告しました。つまり、胃レプチンが消化管の炎症や発がんに重要ではないかと考えられます。この総説では、主として稲垣教授がこれまで発表した胃レプチンに関する研究をまとめ、脂肪組織-中枢神経組織間のエネルギー調節機構とは異なる、末梢組織で働く胃レプチンの新たな意義について論じました。

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(本総説より改変)


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