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栄養科学・健康管理科学研究分野私の(一押しの論文・著書)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月22日更新

栄養科学・健康管理科学研究分野

名前私の一押しの論文・著書
江島洋介Trans mobilization of genomic DNA as a mechanism for retrotransposon-mediated exon shuffling.Human Molecular Genetics 12: 1321-1328(2003) (ジャーナルHPにアクセスすれば本文が読めます。下線部分をクリック)
ヒトのように高度に組織化された生物は,ゲノム上のさまざまな変化が積み重なって進化してきたものです。エキソンシャフリング(遺伝子が他の遺伝子の一部を借りて新しい遺伝子を創りだす)もその一つです。「DNAの不等組換え」がエキソンシャフリングの基本機構とされていますが,本論文では新たなメカニズムとして「レトロトランスポゾンによる誘導」を提唱しています。ATM(ヒトの疾患遺伝子の一つ)の解析から示唆されたものです。いくつかの論文(Sayah et. al., Nature, 430:569-573, 2004; Feschotte et. al., Ann. Review Genet., 41:331-368, 2007など)でも,新仮説として紹介してもらっています。ずいぶん時間がたってしまいましたが,この続編となるレポートを早く発表したいと考えています。
嶋本文雄Pathogenesis of serrated adenoma of the colorectum: Implication for malignant progression. Molecular Pathology of Gastroenterological Cancer: Application to Clinical Practice, Springer-Verlag Tokyo, 93-106(1997)
この論文では、大腸の過形成ポリープから発生するSerrated adenoma(SA)とそのSA由来のSerrated adenocarcinoma (SACA)について、臨床病理学的に検討した。形態学的に隆起型(polypoid)と表面型(superficial)のSAに分類でき、表面型SAは、生物学的に悪性度が高い(癌化する)ことを報告した。当時kalolinska研究所のDr.Rubioらしか認識しておらず、日本の学会では、理解されなかった。しかしごく最近欧米の各国のグループが集まった会議でこの病変がsessile serrated adenomaとして認識されると、日本の学会も大腸癌の組織発生上重要な病変として認識するようなり、現在詳細な検討がされている。
菅原芳明Biosensing Mechanisms in the Spleen for the Removal of Aged and Damaged Red Cells from the Blood Circulationand, Sensors, 10,7099-7121(2010) 論文 
私達の体の中を流れる血液中の赤血球は,骨髄で生まれ,脾臓で細胞死を迎えます(末梢血中での赤血球の寿命はおおよそ120日)。今回,私達は,当研究室の4年生達(林,重政,阿部,大串,上野)のここ5~6年の卒論研究成果ならびに学科内共同研究(病理学の嶋本文雄教授)の成果を基礎として,赤血球が,脾臓で細胞死を迎えるにあたって,一体何が,どのように起きるのかについて,その分子メカニズムの解明(下記)に成功しました。
福場良之Effects of femoral vascular occlusion on ventilatory responses during recovery from exercise in human. Respirat.Physiol.Neurobiol., 155(1):29-34 (2007) (science direstにはいり、左記のジャーナルを選択されれば本文が読めます)
ヒトでの運動時の肺換気がどのような情報に基づいて調節されているのか,そのメカニズムに関してはいまだにはっきりしていない。本研究では,運動時の末梢,とくに運動肢での血流動態が肺での呼吸調節に密接にリンクしており,それは運動強度に見合った形でなされている可能性が高いことを示唆する実験結果を示した。
藤井 保cDNA Cloning of a Mannose-binding Lectin-Associated Serine Protease (MASP) Gene from Hagfish (Eptatrerus burgeri): Zoological Science 22; 897-904 (2005) (ジャーナルHPにアクセスすれば本文が読めます。下線部分をクリック)
本論文は,未だに十分な解析が進んでいない円口類(無顎類)の1グループに属するヌタウナギの補体系について,その活性化に必須の補体成分MASP-1の遺伝子(全一次構造をコードする完全長cDNAクローン(2,290 bp))の単離に成功したものです。筆頭著者の宋さんは,本研究室に在籍した中国からの留学生で,本学大学院修士課程在籍中に取り組んだ研究成果です。(ジャーナルHPにアクセスすれば本文が読めます)
三浦 朗The effect of prior heavy exercise on the parameters of the power-duration curve for cycle ergometry.Appl Physiol Nutr Metab. 34(6):1001-7(2009)
乳酸産生を伴うような高強度ウオーミングアップ運動を行なうと,引き続く高強度運動の酸素摂取応答が促進することが先行研究によって報告されています。そこで本研究では,高強度ウオーミングアップによって,高強度運動の運動継続時間(自転車をこぎ続けることができる時間)が延長するか否かを検討しました。結果として,ウオーミングアップを行なった場合は,行なわなかった場合に比べて,運動継続時間が延長しました。さらに,発揮パワーと運動継続時間の直角双曲線関係から推定される漸近線レベル「疲労性作業閾値(有酸素性作業能力の指標)」もウオーミングアップを行なうと高い値を示しました。(ジャーナルHPにアクセスすれば要約が読めます。下線部分をクリック)
杉山寿美(1)Effect of kiwifruit juice on beef collagen. J. Nutr. Sci. Vitaminol., 51, 27-33, (2005)
(2)加熱後の鶏肉への生姜搾汁添加と温蔵過程が結合組織コラーゲンとテクスチャーに及ぼす影響.日本調理科学会誌, 
43, 192-200,(2010)
植物プロテアーゼには食肉軟化作用があるといわれているが,植物プロテアーゼはコラーゲンの三重らせん部位に
作用できないため、硬い肉ほど軟化できない。(1)の論文は加熱過程での食肉蛋白質の構造変化と植物プロテアー
ゼの作用機序に基づき軟化機構を解明したものであり,(2)の論文は食事の生産システム(給食経営管理分野など
)への応用の可能性を示したものである。
山岡雅子Differential arterial blood flow response of splanchnic and renal organs during low-intensity cycling exercise in women. Am J Physiol, vol.294, pp.H2322-H2326 (2008)
本論文は自転車運動中の腹部内臓血流量の応答について検討したものです.運動時には活動筋への血流量を増加させるため,腹部内臓領域の血流量は逆に減少するといわれています.我々は動的運動中に腎臓,脾臓,小腸への血流量を超音波ドップラー法によって測定する技術を確立し,これらの領域での血流応答は運動時に一様ではなく地域性が存在することを明らかにしました.(ジャーナルHPにアクセスすれば要約が読めます。下線部分をクリック)



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