「鉄プロ」とは?〜



 「備北地域鉄道沿線活性化プロジェクト」は、広島県北部に位置する三次市と、県立広島大学の庄原キャンパスによる

2011年度地域戦略協働プロジェクト事業です。



      〜「地域戦略協働プロジェクト」とは?〜



 地域戦略協働プロジェクトとは、自治体と大学が協力して地域の問題を解決しようという主旨で毎年度行われている

プロジェクトです。その、三次市の2011年度研究課題に決定したのが、「備北地域鉄道沿線活性化プロジェクト」

―正式名「JR等の生活交通から見える沿線の地域資源の有効活用について」です。



三次駅



〜事業概要と目的〜



 現在、ローカル線は乗降客の減少などによって、その存続が危ぶまれています。

それは、三次市を走る芸備線、三江線、福塩線も例外ではありません。この事業では、これらの沿線にある地域資源や
観光資源について、鉄道沿線に着目して、学術的に発掘・分類・整理を行うことで、沿線地域や鉄道路線そのものの魅力や
存在感を高めるための提言を行います。なお、その作業にあたっては、三次駅が三線の結節点であることから、三次市内の
資源のみならず、隣接する地域にまで視野を広げて、「線」としての魅力を考えます。




 本プロジェクトの事業概要は主に以下の3つです。

 1.芸備線・三江線・福塩線の鉄道及び沿線の資源とその価値、利用形態に関してのアンケートを実施。
   (本HPの「アンケート」ページを御覧下さい。)

 2.観光モデルコースの提言

 3.プロジェクトメンバーの専門性を活用した特色ある地域資源の発掘と活用方法の提示。



 これらのテーマを研究する事によって、

 ・鉄道路線の魅力を高めることで、存在価値が向上し、地域に密着した交通の維持が可能になる。

 ・地域交通が維持されることにより、日常生活の移動手段が確保され、交通弱者を守ることができる。

 ・鉄道は複数の都市にまたがる広域・幹線的交通であるため、広域での魅力ある地域づくりや地域活性が見込まれる。

 ・地域資源や観光資源の掘り起こしにより、学術的に分類、調査、整理されることで、
地域活性の広報や観光PRをするための下地や素材になる。



といった効果が期待されています。


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