2002.1.15 開設
2010.7.27 更新

夏の学校・実験生命科学講座の開催 2010年8月18日-19日    
詳細/申込用紙をダウンロード 

定員となり次第募集停止となります。
問い合わせ先:電話:0874-74-1778 県立広島大学生命科学科/入船研究室

庄原キャンパスでオープンキャンパス開催 2010年8月7日(土)  
詳細はこちら
。  当研究室も見学できます。

     

     
前略 高校生の皆さんへ

私は、共通教育で広く教養としての生物学を講義する傍ら、高等植物を対象として遺伝子解析、遺伝子導入をキーワードに開発学科や大学院の研究教育にも携わっています。[生命科学学科や、生物、農学系に興味のある人は是非、本学生命科学科ホームページをご覧下さい。受験に関する要項などは本学入試情報をご覧下さい。]

ところで、皆さんは、地球上の生物の内、最も大事な生物資源はどんな生物のどんな資源だと思いますか?色々あると思うけど、少なくとも皆さんの両耳の間に挟まれた資源が極めて重要な資源の一つであることは間違いありません。皆さんお持ちの資源は現在、有効に活用されようとしていますか?まさか宝の持ち腐れに終わってしまうのではないでしょうね? (左下へ)

無菌操作中
クリーンベンチの中で無菌的に培養細胞を扱います。
遺伝子導入実験の様子
植物細胞へ遺伝子をパーティクルガンで撃ち込みます
植物細胞の培養の様子
培地の入ったシャーレ内で色々な細胞を増殖させます


大学で学問するということは、この資源を有効かつ地道に開発してゆくことに他なりません。その開発方法は、よくよく考えること、その考えの判断材料となる知識を広く蓄えることです。そしてそれを実践し体験することです。自分というかけがえのない資源を大事に有効に開発してゆくのです。自分の内にどんな資源が眠っているのか今の内にじっくり考えてみましょう。また、大学での勉学のために十分な基礎体力(教科書にある基本的な事項)も身につけておきましょう。

4年生になると(本学では3年次途中から)研究室に配属となり大学院や先生と共に一つの研究テーマに向かって研究を行う(データを出し、議論し、夢を語る)仲間となります。これは、皆さんの長い人生においてもたいへん貴重な時間となります。また、高校生活ではえられない独特の雰囲気の中で自分という存在の座標がだんだんと見えてくるときでもあります。もし、生物の仕組みや働き、あるいはその応用などに興味を持っている人や大学でさらに研究してみたいという気持ちの人があれば、是非、我々の大学に来てください。近い将来生物資源開発に関わる研究を一緒にできればと思っています。 
                                草々

セミナー風景
定期的に論文の紹介や、研究データの検討会を行います

コンピュータ解析風景
データの処理、レポートのとりまとめ、論文書き、、コンピュータは友達です
電気泳動実験中
DNAを分子量により選別して解析します

追伸
もし、学問上のことでの疑問やキャンパスを個別に見学したいという要望があれば私宛メールを下さい。 では、体に気をつけて楽しい高校生活をすごされますよう。    
農作業風景
自分の研究材料は、自分で管理。農作業(水やり、雑草取り、植え替えなど)は必須です 。写真はユリの定植

遺伝子組換え実験中
マイクロリットル、ピコグラムといったすごく微量のDNA, RNA試料を扱います
コンパ風景
歓迎会、忘年会、追いコンなどゼミ毎に特色ある懇親会が開かれます。飲み過ぎに用心

   

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