県立広島大学大学院 総合学術研究科 経営情報学専攻

教授 上野 信行 (Nobuyuki Ueno)

プロフィール

学歴

昭和47 年 3 月 大阪大学工学部精密工学科卒業
昭和49 年 3 月 大阪大学大学院工学研究科修了
平成 3 年 8 月 博士(工学)の学位取得(大阪大学)
平成 6 年 7 月 慶応義塾大学高等経営学講座修了

職歴

昭和49 年 4 月 鉄鋼メーカ入社(研究所、情報化推進室、システム部門)
平成13 年 4 月 広島県立大学経営学部経営情報学科教授
平成17 年 4 月 県立広島大学経営情報学部 経営情報学科教授
大学院綜合学術研究科 経営情報学専攻教授
経営情報学部長(平成17 年度~平成20 年度)、ちゅうごくIT 経営応援隊隊長(代表)(平成17 年度~平成21 年度)
この間,
昭和62 年 7 月 鉄鋼短期大学非常勤講師
平成 2 年 4 月 大阪大学基礎工学部非常勤講師
平成 4 年 4 月 東京農工大学工学部非常勤講師

研究テーマ

経営・生産分野におけるオペレーションズ・リサーチの研究
次世代サプライチェーンマネジメントの研究
経営情報システムに関する研究

所属学会

  • 日本オペレーションズ・リサーチ学会
  • システム制御情報学会
  • 日本経営工学会
  • 日本経営システム学会
  • 経営情報システム学会など
  • 日本経営システム学会中国四国支部長

受賞歴

1976 年 計測自動制御学会論文賞
1991 年 日本オペレーションズ・リサーチ学会 事例研究奨励賞
1993 年 日本経営工学会 日本マネジメント・ソフトウェア賞
2006 年 スケジューリング学会 学会賞(技術賞)
    日本オペレーションズ・リサーチ学会フェロー

主要業績

  1. 上野、川崎、奥原:内示情報を用いた未達率指標による生産計画システムの提案、システム制御情報学会誌、第23 巻、7 号(2010)
  2. 川﨑雅也,竹本康彦,上野信行,有薗育生,限定された需要情報のもとでの多期間生産計画に関する一考察,システム制御情報学会論文誌,22,11,pp.396-398 (2009)
  3. N.Ueno ,K.Okuhara, H.Ishii,H. Shibuki and T.Kuramoto: Multi-item Production Planning and Management System Based on Unfulfilled Order Rate in Supply Chain ;
    Journal of the Operations Research Society of Japan,vol.50, No.3,pp.200-217(2007)
  4. 上野信行、佐野智一、奥原浩之、渋木宏明、倉本敏明、寺迫耕治: 需要量がGamma 分布に従う場合のマスカスタマイゼーション対応の生産計画法(MCPS-Ga)の開発、;
    スケジューリング・シンポジウム2007 講演論文集,pp.49-54(2007)
  5. N.Ueno , K.Okuhra, J.Shibata and H.Ishii: Production Planning and Management System Considering Recycle in Supply Chain ;
    Proceedings of 2006 ISFA,2006 International Symposium on Flexible Automation (2006)
  6. E.Domoto, K.Okuhara, N.Ueno and H.Ishii: Production Planning System for Implementinig Mass Customization by using Particle Swarm Optimization ;
    Proceedings of International Symposium on Scheduling 2006 , pp.205-210 ,Tokyou ,Japan (June18-20,2006)
  7. S.Matsumoto,N.Ueno,K.Okuhara and H.Ishii: Proposal of Collaboration in Supply Chain forImplementing Mass Customization;
    Proceedings of International Symposium on Scheduling 2006, pp.205-210 ,Tokyou, Japan (June18-20,2006)
  8. 古田恭三,上野信行,奥原浩之,宇野健: 需要量の分布形状が未知の場合のマスカスタマイゼーション対応のサプライヤ生産計画システム;
    広島県立大学紀 要,Vol.17,No.2,pp.25-37 (2006)
  9. 山口将人,上野信行: 部品共通化を考慮したリードタイム制約を持つ安全在庫配置問題-プロダクトバライアティ・マネジメントの研究(Ⅱ)-;
    広島県立大学紀要, Vol.17,No.2,pp.1-7 (2006)
  10. 上野信行,古田恭三, 奥原浩之,渋木宏明,倉本敏明: マスカスタマイゼーション対応生産計画システムの多品種モデルへの拡張;
    システム制御情報学会論文誌,Vol.18,No.3,pp.89-99,(2005)
  11. S.Matsumoto,K.Okuhara,N.Ueno and H.Ishii: Proposal of Heuristic Algorithm for Scheduling of Print Process in Auto Parts Supplier ;
    SME International Journal,Series C ,Vol.48,No.1,pp.8-14 (2005)
  12. K.Okuhara,J. Sibata,N.Ueno and H.Ishii: Decision Making Support Mechanism of Portfolio Selection in Multiple Period Consumption and Investment Model ;
    Asia Pacific Management Review, Vol.10,No.3,pp.169-173 (2005)
  13. K.Okuhara,Y. Matsubara and N.Ueno: Extraction of Relationship among Kansei Words by Expert System Using Rough Set Analysis;
    Proceedings of the 2005 International Conference on Active Media Technology, pp.461-466 (2005)
  14. K.Okuhara,E. Domoto,N.Ueno and H. Ishii: Environment-Conscious Production Planning Mechanism for Supply Chain Management;
    Proceedings of the 4th International Symposium on Environmentally Conscious Design and Inverse Manufacturing (2005)
  15. E.Domoto,K.Okuhara,N.Ueno and H.Ishii: Eco-consious Production Management System for Logistics in Supply Chain;
    Proceedings of the 11th Asia Pacific Management Conference(2005)
  16. K.Okuhara,J. Shibata,N.Ueno and H.Ishii: Data Mining Based on Gaussian Mixture Modelfor Sample with Ambiguity and Uncertain;
    Proceedings of the 11th Asia Pacific Management Conference (2005)
  17. 山口将人,上野信行,渋木宏明,伊場田賢司,倉本敏明,寺迫耕治:マスカスタマイゼーションに対応した部品共通化を考慮した安全在庫配置問題-プロダクトバライアティ・マネジメントの研究(Ⅰ)-;
    広島県立大学紀要,Vol.17,No.1,pp.47-54 (2005)
  18. 山口将人,上野信行,渋木宏明,伊場田賢司,倉本敏明,寺迫耕治: 安全在庫配置問題とその物流分野への応用;
    広島県立大学紀要Vol.17,No.1,pp.55-68 (2005)
  19. 上野信行: 日本OR 学会2005年度秋季研究発表会 (招待講演)、16 回企業事例交流会
  20. 上野信行,古田恭三,奥原浩之,渋木宏明,倉本敏明: マスカスタマイゼーション対応の生産管理システムの提案;
    システム制御情報学会論文誌,Vol.17,No.6,pp.221-229(2004)
  21. 奥原浩之,堂本絵理,上野信行: リサイクル設計のための発見的自己組織化によるモデル化を組み込んだ評価・予測システム;
    電子情報通信学会論文誌,Vol.J87-A,No.5,pp.681-689,(2004)
  22. 古田恭三,上野信行,奥原浩之,渋木宏明,伊場田賢司,倉本敏明,寺迫耕治: マスカスタマイゼーション対応の生産管理システム;
    スケジューリング・シンポジウム2004 講演論文集,pp.165-170(2004),【スケジューリング学会学会賞(技術賞)受賞】
  23. K.Okuhara and N.Ueno: Logistics by Applying Evolutionary Computation to Multicommocity Flow Problem;
    Proceedings of the 5th International Conference on Enterprise Information Systems,Vol. 2,pp. 511-514 (2003)
  24. K.Okuhara,E.Domoto,N.Ueno and H.Fujita: Recycling Design using the Artificial Life Technology to Optimize Evaluation Function;Proceeding of the 3rd International Symposium on Environmentally Conscious Design and Inverse Manufacturing (2003)
  25. K.Okuhara,E.Domoto,N.Ueno and T.Ishii: Data Envelopment Analysis Based on Rule Selection by Rough Set;
    Proceedings of the 9th Asia Pacific Management Conference,Vol.1,pp.59-66(2003)
  26. 古田恭三,上野信行,奥原浩之,渋木宏明,伊場田賢司,倉本敏明,寺迫耕治: マス・カスタマイゼーション環境のサプライチェーンにおける未達率推定式-ロジスティックス&サプライチェーンマネジメントの設計に関する研究(Ⅲ)-;
    広島県立大学紀要,Vol.15,No.1,pp.55-66 (2003)
  27. N. Ueno, E. Domoto and K. Okuhara:Demand Distribution-based Mass Customization Production Management by Unfulfilled Order Rate, International Journal of the Japan Association for Management, to be published.

担当講義科目とその概要(大学院・学部)

大学院

  • 「生産情報システム研究」

    生産システムの体系的な分類法や最新の生産管理方式およびトレンドを論述する。この上で、次世代の生産管理方式を考案し、その数理モデル的な視点や情報技術的視点、ビジネスプロセス的な視点、経営の視点からの考察をおこなう。特に、従来のマスプロダクションにかわり、広範囲な産業において活用が期待されるマスカスタマイゼーション(カスタマイズ製品の効率的な生産方式)の理論的かつ実際的な考察をおこなうとともに、生産情報システムの設計法を論ずる。具体的な事例をもちいて実践的、応用的な面からも論述する。

学部

  • 「経営情報論」

    企業や組織の経営課題を情報化により解決するに際して、組織活動を体系的に理解し、かつ科学的技法に基づき表現し、経営目的にそって経営情報システムを設計することが重要である。本講義は、このような一連の基本的知識、考え方、方法を論じる。また、企業活動におけるビジネスプロセスの概念やビジネスプロセスモデリングなどについて学習し、代表的なソフトウエア手法をもちいて実習する。事例研究発表を取り入れる。

  • 「生産システム論」

    「生産」の意義と「生産管理」に係わる基本事項を習得する。すなわち、生産システムを生産形態や注文形態により分類し、その内容や特徴を理解する。それぞれに代表的な生産システムの機能や計画・管理に関する基本的な理論・手法を習得する。また、生産管理において重要となる「在庫」や「リードタイム」などの基本的項目について理論的かつ実務的に論じる。事例の演習を通じて、基本的手法の実践的活用法と生産管理の実務的な重要留意点を習得する。

  • 「生産情報システム論」

    生産活動は、「物の流れ」「情報の流れ」「価値の流れ」を包括する統合的活動であることを理解し、これらの各側面に総合的にかかわる生産情報システムにかかわる基本事項や基本機能・内容および生産情報システムの代表的なタイプを論じる。

  • 「サプライチェーン概論」

    経済活動における各組織・拠点間の製品やサービスの供給の連鎖である「サプライチェーン」について定義し,その概念・意義,基本知識を論じる。また,サプライチェーンのネットワークを管理・運営する手法である「サプライチェーンマネジメント」について,ロジスティックスの視点,生産管理の視点,数理モデル的な視点,情報技術的な視点から広範囲に論じる。

  • 卒業論文指導(学部)

大学院・演習科目及び専門研究演習の紹介

  • 「生産情報システム演習」

    マスカスタマイゼーションの数理モデル面、情報技術面、ビジネスプロセス面の基本的な知見を習得した上で、個別の産業界における具体的事例を取り上げ、その生産情報システムの設計をおこなう。設計に際しては、各産業における個別の課題や特徴をモデル化することや適切な情報技術の選択や活用法を習得する。これらを通じて、各産業界に適した生産情報システムの設計法を開発するとともに、さらに新しい生産情報システムの考案をおこなうスキルを習得する。

学部卒業論文/大学院修士論文の紹介

学部卒業論文

(平成14 年度卒業論文)

  1. 寺田夏月
    仲卸業におけるビジネスプロセスの改善に関する研究;広島県立大学平成14 年度卒業論文 (2003)
  2. 古田恭三
    マス・カスタマイゼーション対応型部品サプライヤーの生産・在庫モデルに関する研究広島県立大学平成14 年度卒業論文 (2003)
  3. 三國可奈美
    生産管理におけるビジネスプロセスの大規模なモデリングとシミュレーションに関する研究広島県立大学平成14 年度卒業論文 (2003)
  4. 森原亮
    印刷工程を持つ部品サプライヤのe-ビジネス化に関する研究広島県立大学平成14 年度卒業論文 (2003)

(平成15 年度卒業論文)

  1. 小野太恵子
    小売業における販売数量予測システムに関する研究広島県立大学平成15 年度卒業論文 (2004)
  2. 南條泉紀
    中堅スーパーマーケットにおける集客ポテンシャルのモデル化に関する研究広島県立大学平成15 年度卒業論文 (2004)
  3. 東雄史
    VTR を用いた顧客の行動・属性調査に関する研究広島県立大学平成15 年度卒業論文 (2004)
  4. 山口将人
    サプライチェーンにおける安全在庫配置モデルに関する研究広島県立大学平成15 年度卒業論文 (2004)
  5. 田坂陽二
    印刷工程における生産計画システムに関する研究広島県立大学平成15 年度卒業論文 (2004)

(平成16 年度卒業論文)

  1. 大里健太
    APS パッケージソフトによる生産計画システムの研究広島県立大学平成16 年度卒業論文 (2005)
  2. 大友健司
    部品サプライヤの成形工程における生産計画システムの研究広島県立大学平成16 年度卒業論文 (2005)
  3. 田中祥太
    部品サプライヤの成形工程におけるビジネスプロセスモデリングに関する研究広島県立大学平成16 年度卒業論文 (2005)
  4. 継田憲成
    小売業における販売数量予測に関する研究広島県立大学平成16 年度卒業論文 (2005)
  5. 横内伸児
    VTR を用いた顧客属性の分析に関する研究広島県立大学平成16 年度卒業論文 (2005)

(平成18 年度卒業論文)

  1. 川崎陽介:サプリメントテイラーシステムに関する研究;広島県立大学平成 18 年度卒業論文(2007)
  2. 衣笠絵美:メーカとサプライヤのトータル協業方策に関する研究;広島県立大学平成 18 年度卒業論文 (2007)
  3. 佐野智一:需要がガンマ分布の場合のマスカスタマイゼーション対応のサプライヤ生産計画システム(MCPS-Ga)の開発;広島県立大学平成18 年度卒業論文 (2007)
  4. 田中睦子:小売業における販売数量予測手法に関する研究;広島県立大学平成 18 年度卒業論文(2007)
  5. 原田奈央子:安全在庫配置問題の物流分野への応用に関する研究;広島県立大学平成 18 年度卒業論文 (2007)
  6. 山口智代:ビジネスプロセス・モデリング手法による業務の改善に関する研究;広島県立大学平成18 卒業論文 (2007)

(平成19 年度卒業論文)

  1. 岩田有加:小売業における和日配食品の売上予測に関する研究;広島県立大学平成 19年度卒業論文(2008)
  2. 川口佑介:サプリメントテイラーシステムの未達率改善幅に関する研究;広島県立大学平成 19年度卒業論文 (2008)\久保吉紹:保育園における経営改善に関する研究;広島県立大学平成19年度卒業論文 (2008)
  3. 久保吉紹:保育園における経営改善に関する研究;広島県立大学平成 19年度卒業論文 (2008)
  4. 久毛梨華:段取り替え回数に制約のある動的ロットサイズ決定モデルに関する研究;広島県立大学平成19年度卒業論文 (2008)
  5. 玉置瑠美:大規模なビジネスプロセス・モデリングとその生産管理分野への応用に関する研究;広島県立大学平成19年度卒業論文 (2008)
  6. 林功:未達率推定式の厳密な定式化とその数値計算に関する研究;広島県立大学平成 19年度卒業論文 (2008)
  7. 山本剛:マスカスタマイゼーション対応の生産・多拠点配送計画システム(MCPS-D)に関する研究;広島県立大学平成19年度卒業論文 (2008)

(平成20 年度卒業論文)

  1. 赤木志穂: ロットサイジングを考慮したマスカスタマイゼーション対応生産計画システムに関する研究;県立広島大学平成20 年度卒業論文 (2009)
  2. 河野祐介: 様々な需要分布に対応したマスカスタマイゼーション対応生産計画システムの開発と応用;県立広島大学平成20 年度卒業論文 (2009)
  3. 美原: マスカスタマーゼーション対応生産計画システムにおける未達率推定式の可視化に関する研究;県立広島大学平成20 年度卒業論文 (2009)

(平成21 年度卒業論文)

  1. 宇都宮遥加:不確実な需要に対応した多品種多拠点の配送計画システム(多品種 MCPS-D)に関する研究;県立広島大学平成20 年度卒業論文 (2010)
  2. 角本 清孝:リスクを考慮したビジネスプロセスモデリングに関する研究;県立広島大学平成20年度卒業論文 (2010)
  3. 藤井雄介:需要が一様分布の場合におけるマスカスタマイゼーション対応の生産計画システム(MCPS-Uni)に関する研究;県立広島大学平成20 年度卒業論文 (2010)

大学院修士論文

(平成16 年度修士論文)

  1. 古田恭三
    マスカスタマイゼーション対応のサプライヤ生産管理システムに関する研究広島県立大学平成16 年度修士論文 (2005)
  2. 佐藤洋輔
    RFID の経営情報システムへの応用に関する研究広島県立大学平成16 年度修士論文 (2005)

(平成17 年度修士論文)

  1. 志多木義浩
    ビジネスプロセスをベースとした実践的情報化プロセスに関する研究県立広島大学平成17 年度修士論文 (2006)
  2. 南條泉紀
    中堅スーパーマーケットにおける集客力のモデル化に関する研究広島県立大学平成17 年度修士論文 (2006)
  3. 山口将人
    プロダクトバライアティ・マネジメントを考慮した安全在庫の適正配置問題のモデル化とその解法に関する研究広島県立大学平成17 年度修士論文 (2006)

(平成19 年度修士論文)

  1. 恵寧:環境におけるリバース・ロジスティクスを考慮した生産計画システムの開発 ;県立広島大学平成19 度修士論文 (2008)

(平成21 年度修士論文)

  1. 2.川﨑雅也:内示情報を用いたマスカスタマイゼーション対応生産計画システムの研究;県立広島大学平成 21年度修士論文 (2009)

最近(5 年間ほど)の研究プロジェクト

科学研究費補助金

  • 研究種目 科学研究費補助金基盤研究C(一般)
  • 期間(年度) 平成16年~17年度
  • 研究課題名
    リサイクル設計を考慮したマスカスタマイゼーション対応型の生産管理システムの開発
  • 研究成果
    マスカスタマイゼーションとリサイクルを組み合わせた生産管理統合モデルの開発を行った。有効性を検証した。

科学研究費補助金以外

(1)

  • 名称 広島県平成14年度県立大学重点研究事業計画
  • 期間(年度) 平成14年度
  • 研究課題名
    自動車業界におけるサプライヤーの経営情報システムの設計と構築(1)
  • 研究成果
    「サプライチェーン・シミュレータ」を開発し、これにより現状の生産管理方式のままマスカスタマイゼーション環境におかれた場合の納入未達率への影響を評価した。結果を、「σ―Sダイヤグラム」にて表現することを提案した。③マスカスタマイゼーション対応型生産計画問題を定義し、その生産管理方式の設計手順を開発した。

(2)

  • 名称 広島県平成15年度県立大学重点研究事業計画
  • 期間(年度) 平成15年度
  • 研究課題名
    自動車業界におけるサプライヤーの経営情報システムの設計と構築(2)
  • 研究成果
    昨年度の成果を受けて、提案した新しい生産管理方式に基づき、経営情報システムを試作・実証実験を行い、実用化へのめどを立てた。

(3)

  • 名称 広島県平成16年度県立大学重点研究事業計画
  • 期間(年度) 平成16年度
  • 研究課題名
    自動車業界におけるサプライヤーの経営情報システムの設計と構築Ⅱ
  • 研究成果
    実データにて、実用耐久性・インターフェイスなどの詳細確認をおこなった。成果をC 言語とEXCEL VBA の2種にて、パッケージ化した。パッケージ名は、MCPS(Mass Customization Production & Management System )とした。

(4)

  • 名称 広島県平成17年度県立大学重点研究事業計画
  • 期間(年度) 平成17年度
  • 研究課題名
    サプライチェーンにおける製品仕様の多様性とリサイクルへの対応
  • 研究成果
    マスカスタマーゼーション環境におけるリサイクルを加味した生産在庫統合モデルを開発した

(5)

  • 名称 広島県平成18年度県立大学重点研究事業計画
  • 期間(年度) 平成18年度
  • 研究課題名
    中小製造業向けの生産管理システムの設計・活用とその人材育成プログラムの研究
  • 研究成果
    マスカスタマーゼーション環境にある県内地域の中小製造業の生産管理システムの要件、人材育成目標を明確にした。その人材育成カリキュラムを作成し、これをもとに研修プログラムを企画し、研修会の開催につなげた。

その他

ホームページ

研究室物語

「Cool Head & Warm Heart」(冷静な頭脳と暖かい心)、「子以四教文行忠信」(先生は、4つの大切なことを教えられた。読書、実践、誠実、信義。)

これが、上野研究室のモットーであります。一つは、私が学生のころに学んだ研究室において、当時海外の最新の学問を修められた若い先生が研究指導に際して述べられた言葉。二つ目は、日本の計算機開発史に名が残る老教授から大切にしなさいといただいた言葉です。若い学生の方がこれらの言葉を大切にしてくれることを願っています。

この4年間では、大学院生5名、研究生1名、学部生20名が全国に育っていきました。卒業生のなかには、日本経営工学会中国四国支部長賞を受賞した特別に優秀な学生が2名もいます。

主な研究内容は、オペレーションズ・リサーチ、生産工学、経営工学、数理工学、情報工学、ソフトウエア、経営学などを駆使した新しい「生産情報システム」の研究や経営の可視化を行う「ビジネスプロセス・モデリング」の研究などです。特に、「モノつくり」の広島県の製造業がおかれている課題を先取りして、「多品種(Multi-item)」「需要の不確実性(Uncertainty)」「短納期(Short delivery)」「情報化(Information)」に対応する21世紀型の生産方式の研究やそのソフトウエアの開発をおこなっています。したがって、単に、理論的研究にとどまらず、実際の適用までをも視野に入れた有効な手法の開発やそのシステム構築法・適用の方法論などの実践的研究を行なっています。製造企業訪問も行います。

具体的な研究テーマは、以下のとおりであります。

生産システム分野では、①「マスカスタマイゼーション対応の生産管理システムに関する研究」です。これは、従来のマスプロダクションに代わって顧客仕様の多様性と生産効率性を両立させるための新しい生産方式の開発です。また、②「プロダクトバライアティ・マネジメントを考慮した安全在庫の適正配置問題のモデル化とその解法に関する研究」があります。これは、顧客仕様の多様性の中の需要の不確実性に対応して効率的生産・輸送を行うためのものです。

また、大学院1年制コースの社会人が取り組んだ、経営の可視化を中心とする「ビジネスプロセスをベースとした実践的情報化プロセスに関する研究」があります。これは、現在の企業がおかれている内部統制に関連したものであり、注目を浴びています。特に、「マスカスタマイゼーション対応の生産管理システム」は、「スケジューリング学会賞(技術賞)」を受賞いたしました。