サーバ側におけるウィルスメール及び迷惑メール対策に関する実験と考察

陳 春祥、佐々木宣介


摘要:
本稿では、メールヘッダに対する分析を行ない、正常なメールとウィルスメール及び迷惑メールにおいて接続してきたメールクライアントの振舞の違いを明らか にした。この振舞の違いを特徴として、ウィルス及び迷惑メールの本文を受信せずにそのメールを拒否する対策を考察し、いくつかの対策をメールサーバに実装 して実験を行なった。対策後のウィルス及び迷惑メールに対するブロック率はそれぞれ平均97\%と91\%であった。

キーワード:ピュータ ウィルス、迷惑メール対策、一時エラー、グレーリスト、ヘッダフィルタリング、Postfixメールサーバ