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【生命環境学科生命科学コース】卒業生の声-稲垣研の卒業生

印刷用ページを表示する 2022年6月9日更新

  福永研究室山下研究室に続き庄原キャンパス 生命科学コースの卒業生の声をお届けします。

 今回は、生体防御学研究室(稲垣匡子教授)の卒業生の有田さんです。

 有田さんは本学卒業後、大学院博士課程前期へと進学し、修士の学位(生命システム科学)を取得され、現在はIT企業で働いています。

有田晟哉さん (IT企業勤務、2017年3月生命環境学部生命科学科卒業) 

有田さん

有田晟哉さん (広島県立広島国泰寺高等学校卒 生命環境学部生命科学科卒業、総合学術研究科生命システム科学専攻博士課程前期修了) ​​

Q. 現在のお仕事について教えてください。

 IT企業に勤務し、システムエンジニア(以下SE)として、現在は大手金融機関のシステム開発に携わっています。業務内容は契約上詳しく説明できないため、ここではSEについて簡単に説明します。システム開発と聞くと、プログラマー(以下PG)をイメージする方が多いと思いますが、SEはPGの仕事に加えシステム全体の業務(スケジュール管理やどんなシステムを作るか考える)をしています。

 

 Q. 大学院の頃はどのように過ごされていましたか?
 学部から大学院までの4年間、胃がんの発症メカニズムの解明というテーマに取り組み、学会や論文発表をしてきました。その中で、学部時代以上に、自分に足りないものを一つでも吸収しようと考えていました。私自身、稲垣先生から研究だけでなく就職の方向性を含め、数多くのご指導をいただきました。一つ一つ真摯に受け止めた上で改善し続けました。社会人となった今、その姿勢は間違ってなかったと思っています。なぜなら、稲垣先生とは違い、社会では、できない人に対してコストを過分にかけて敢えて指導を続けることはないからです。指導やフィードバックをいただける内が華と思い、現在も過ごしています。

論文

修士論文を学術雑誌に発表(Nutrition, 2019年)。肥満による胃粘膜の病態と胃内細菌叢変化との関係を、世界に先駆けて発表した。


Q. 研究室で学んだことは今のお仕事にどのように活かされていますか?
 活かされている点は多くありますが、ここでは3点あげたいと思います。

1. 論理的思考力

 システム構築において、ちょっとしたミスが莫大な損失に繋がります。三段論法は有名ですが、身につけるには時間とトレーニングが必要になります。稲垣先生との研究のディスカッション・普段の何気ない会話を通じ、論理的思考力が身に付き、仕事に活かすことができていると感じます。

2. 責任を持って仕事を進める

 どの業種もチームとして仕事を進めることが多く、1人が遅れると全員でフォローする必要が出てきます。もちろん、スケジュールが厳しかったり、その人に適切な難易度でない仕事が割り振られることもあります。そんな場合でも、すぐに諦めるのではなく、今の自分にできる最大限の努力をした上で必ずやり切っています。

3. 資料作成と説明

 PGと違い、SEは日常的に多くの資料作成、プレゼンを実施します。非常に分かりにくい資料は、読み解くまで時間がかかるだけでなく、間違った解釈をした上で仕事を進めてしまう危険なケースがあります。卒論・修論を通して、稲垣先生からご指導いただいた「高校生でも分かる資料を作る」という考え方を元に仕事を進めており、私の作る資料は分かりやすいという評価をいただいています。


Q. 最後に一言

 大学と同様、大学院は義務教育ではないため、必ずしも進学しなければならない場所ではありません。自分の意志で進学すべき場所です。そのため、自分の中で明確な目的を持ち、「なぜ進学をするのか」をよく考えてください。一日中研究をするため、社会人より拘束時間が長い場合も多々あります。社会人であればお給料をもらえますが、学生はお金を支払う立場です。何か一つでも吸収できなければもったいないと思いませんか?何か一つでも参考になれば幸いです。​

*大学院HP向けに書いて頂いたものを学部HPでも掲載しております。