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人間福祉学科を卒業し、社会で活躍している卒業生を紹介するシリーズ「卒業生の声」が始まっています!
第3回は、2020(令和2)年度卒業生の山本麻央さんを紹介します。山本麻央さんは2020(令和2)年度の卒業生で、福岡県にある「公益社団法人福岡医療団 たたらリハビリテーション病院」で、医療ソーシャルワーカーとして働いています。
お仕事の内容や、現在の仕事に活かされている大学での経験、高校生の間にどんな経験をしておくと良いかをお聞きしました。
山本麻央さん 2020(令和2)年度卒業生
(社会福祉士・精神保健福祉士取得)
現職:公益社団法人福岡医療団 たたらリハビリテーション病院
医療ソーシャルワーカー
私は病院で医療ソーシャルワーカーとして勤めています。電話や面談を通して受診・入院の相談に対応し、患者さんがきちんと病院に繋がれるようサポートしています。また、経済的な不安や地域生活への困りごとを抱えている患者さんへは一緒に解決方法を考え、必要な制度や機関へつなぐ橋渡し役になります。患者さんの生活背景や価値観などを大切にし、他職種と連携のもと安心できる療養環境やその人らしい地域生活を送り続けるためのお手伝いをしています。
授業ではグループワークの機会も多く、お互いの考えを尊重し、意見をまとめるというコミュニケーショ力が養われたと思います。実際に他職種との連携や患者さんとの面談では聴く力、伝える力が必要となり、大学での経験が活かされていると感じます。また対人援助の学習では、先ず援助者側が自身についての理解を深め、自分の物差しで相手をはからず、相手の物差しを理解するということを学び、私にとって大切な基軸となっています。
部活や勉強、行事など何か自分の中で一生懸命頑張ったなと振り返られる経験をぜひ作ってください。私自身、つらいときに「あれを乗り越えられたから、もう少し頑張ろう!」と学生時代の経験に支えられることが多々あります。また、一生懸命なにかに向き合う中で自分の関心・興味に気づき進路選択につながることもあります。興味があれば調べたり、実際に見に行ったりして、何かをやりたいと思ったその時を大切に過ごして下さい。
人間福祉学コースでは、2022(令和4)年12月8日に、現在の3年生を対象に、就職ガイダンスを開催しました。山本さんには、福岡県の病院から、オンラインで報告をしていただきました。自己紹介と病院紹介、なぜ県外に就職をしようと思ったのか、病院の探し方や就職活動の進め方、県外就職の大変なところ&良かったところ、医療ソーシャルワーカーの仕事の紹介、やりがいを感じたケースの紹介などを具体的に話してくださいました。
山本さん、ありがとうございました!