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人間福祉学科を卒業し、社会で活躍している卒業生を紹介するシリーズ「卒業生の声」が始まっています!
第5回は、2018(平成30)年度卒業生の川口仁美さんを紹介します。川口仁美さんは2018(平成30)年度の卒業生で、広島県の児童相談所である西部こども家庭センターで働いています。
お仕事の内容や、現在の仕事の魅力、就職活動や就職試験を振り返ってのアドバイスをお聞きしました。
川口仁美さん 2018(平成30)年度卒業生
(社会福祉士・精神保健福祉士取得)
現職:広島県西部こども家庭センター 相談援助第一課 初期対応係 主事
今私は、初期対応係という虐待対応のチームでケースワーカーとして働いています。虐待通告があったらリスクを評価し、所内で介入の方針を協議して一時保護や子どもへの面接、保護者への連絡や面接等、必要な対応を行います。専門的な知識が必要で、緊急対応も頻繁にある仕事です。ただ、一人でやるわけではなく、組織で総合的な判断ができ、他機関とも協力しながら対応ができる仕事だと思っています。
なによりも子どもが安心して過ごせるようになるというような家庭状況の変化を感じられた時は、介入できて良かったなと思います。
一つの機関だけで家庭の問題すべてを解決はできないです。ただ、家庭の問題に手を当てて、これまで孤立していた家庭が地域と繋がり、その後の経過を地域全体で見守れる体制が作れた時、そしてそれが上手く機能している時に、関係機関との協働を感じ、そこに携われることにやりがいを感じます。
就職先を選ぶ上で、少しでも好奇心が刺激される分野について、能動的に学習していくことで、自分のやりたいことが段々分かっていきました。卒業論文や実習の機会も大事にしてほしいです。
私は、児童分野に興味があったので、保育士の勉強をしたり、実際に子どもと関わるボランティアへの参加や、放課後等デイサービスのアルバイトをしたりしました。やりたいことが見つかれば、後はそれに向けて全力を尽くすのみです!
人間福祉学コースでは、2022(令和4)年12月8日に、現在の3年生を対象に、就職ガイダンスを開催しました。川口さんには、三原キャンパスに来学して、報告をしていただきました。自己紹介と、広島県職員(福祉職)として採用された後、児童自立支援施設で3年間勤務され、今年度からの児童相談所に異動された経緯やそれぞれの仕事内容、就職活動について、具体的に話してくださいました。
川口さん、ありがとうございました!
児童相談所をはじめ、福祉の専門職採用によって公務員として働くソーシャルワーカーは、人間福祉学コースを卒業した後の進路の選択肢の一つです。人間福祉学コースでは、学生の希望に沿った就職ができるよう、個別の状況に合わせた支援を行っています。
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