化学実験レポート-5

「塩(NaCl)の結晶」

 

本日の化学実験AクラスではNaClの結晶を使ってアボガドロ数を求めました。前回習得したノギスの使い方とデータの統計処理を応用した実験です。アボガドロ数と聞いて、6.02×10の23乗と数値が頭に浮かんでもまさか自分の手で、アボガドロ数が求められるとも思いませんよね。しかし、NaCl結晶に特徴的な単位格子をうまく活用することで簡単な手法で、ぴったりとはなりませんが、アボガドロ数に近い数値を求めることができるのです。

出席していた学生からは「高校の時に覚えて使う機会の多かったアボガドロ定数が、意外と簡単な手順で求められることが分かりすごいと思った。」「今までは「アボガドロ定数=6.02×10の23乗」という言葉として記憶するだけだったが、今日実験的に自分たちでアボガドロ定数を測定することで、自分でも求められる、ということが嬉しかった」といった感想を聞くことができました。

次回もアボガドロ数に焦点を当てますが、違う方法で求める予定です。さぁ、どんな手法でしょうか。お楽しみに。

 

2022年05月18日