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植物細胞組織培養と植物機能改変技術の深化を目指す

研究報告report

荻田信二郎の研究略歴

活動報告写真
              *写真:メダケの開花(京都)


平成9年10月:農林水産省 森林総合研究所 
生物機能開発部 細胞操作研究室 研究員

平成12年10月:奈良先端科学技術大学院大学 
遺伝子教育研究センター 植物細胞工学部門 研究員

平成15年4月:富山県立大学工学部生物工学研究センター 助手 
富山県立大学短期大学部 生物資源学科 非常勤講師(兼務)

平成18年4月:富山県立大学工学部生物工学科 講師

平成21年:京都大学生存圏研究所 非常勤講師

平成22年4月:富山県立大学工学部生物工学科 准教授

平成27年:富山県立大学工学部生物工学科 非常勤講師

平成27年4月:県立広島大学生命環境学部 教授 
現在に至る


実績や研究業績の詳細は以下の外部リンクをご覧ください:
Researchmap (J)

ResearchGate (E)

KAKEN科学研究費助成事業データベース

植物細胞組織培養

活動報告写真

 *図:植物細胞・組織培養に必要なPDCAサイクル(NPC10, 815-820, 2015より)

植物のクローン増殖や遺伝資源の保存などに有効な技術として確立されています。当研究室では当該技術の継承のみならず深化を目指します。

NEWS!! 平成28年7月2日開催された竹林景観ネットワーク第18回研究集会(島根県飯南町の島根県中山間地域研究センター)において生命科学科 4年学生(後迫辰哉さん)の研究課題「中実マダケ竹稈の組織的特徴の解析」が、研究発表補助金の採択を受けました。当日は竹林の整備や竹資源活用に取り組む大学等研究者や地元のNPOの方々などが多数参加される中、緊張しながらも無事発表を終えました。


【関連論文・特許】
Plant cell, tissue and organ culture: the most flexible foundations for plant metabolic engineering applications, Natural Product Communications, 10, 815-820, 2015

A novel xylogenic suspension culture model for exploring lignification in Phyllostachys Bamboo, Plant Methods 8, 2012

理化学研究所実験植物開発室より、荻田樹立のタケモデル細胞株Pn(rpc00047)Pb(rpc00048)の提供を実施中です。

New!
ニッポンジーンで発売開始されたRNA抽出キットでPn(rpc00047)株が事例として活用されています。

細胞操作&機能改変

活動報告写真

 *写真:光るタケ培養細胞(mCherry発現)

植物の有用形質の付与や増強、代謝系の改良などを可能にする技術開発に取り組みます。

【関連論文・特許】
植物資源の新たな活用を目指した細胞機能の改変:バイオサイエンスとインダストリー,65, 590-595, 2007

Producing decaffeinated coffee plants, Nature, 423, 2003

特開2000-262279 針葉樹不定胚の培養方法
特許4016075 コーヒー属植物の形質転換法
特開2014-054230 植物組織からのカルス及び培養細胞の誘導方法並びに形質転換細胞の作出方法

共同研究

活動報告写真

 *写真:イオンビーム照射による形質改変

各種対象植物の共同研究を実施しています。

対象植物の細胞組織培養系の樹立ならびに目的に応じた効率化にお困りの方、各種形質の改変に興味のある方、以下の外部リンクをご覧いただき、ご一報ください。

Researchmap (J)

ResearchGate (E)

KAKEN科学研究費助成事業データベース

【大学】
京都大学 生存圏研究所
     富山県立大学生物工学科 植物機能工学研究室
富山大学大学院医学薬学研究部(薬学)植物機能科学研究室
東洋大学生命科学部応用生物科学科植物細胞工学研究室
国立台湾大学木質細胞壁研究室
他 国内外数大学で実績あり

【研究所等】
理化学研究所環境資源科学研究センターセルロース生産研究チーム
国立研究開発法人森林総合研究所林木育種センター
国立研究開発法人農業生物資源研究所植物科学研究領域
広島県農業技術センター 果樹研究部
沖縄県森林資源研究センター
他 民間企業とも実績あり

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