* 担当授業

【県立広島大学】
* 大学基礎セミナー
〔概要〕この科目の目標は、大学生活を始める新入生が主体的に学習するために必要な基本的態度や方法を身につけることである。国際文化学科で開設されるさまざまな講義や演習を効果的に履修していくことができるよう、リーディング、ライティング、プレゼンテーション、情報収集の各要素を、全グループに共通して盛り込むべき内容とする。大学生活の基礎知識及び大学生としての学習方法の修得、県立広島大学についての理解などをもとに、大学において学生が主体的に学ぶことができる能力を培う。10名程度の少人数クラスで、リーディング、ライティング、プレゼンテーション、図書館及びインターネットによる情報収集などについて、実践的な指導を行う。特にレポートのまとめ方や筋道をたてた話し方など、大学生活・人間関係に欠かせない基本的なマナーの修得を図る。

* 国際文化学入門...オムニバス
〔概要〕国際文化学科の教育プログラムにおいて選択する主専攻および副専攻の内容への理解を深めるため、各専攻に含まれる学問領域を研究する際に必要な知識や研究手法等を学修する。受講生は、3つの主専攻のなかから1つ、3つの副専攻のなかから1つ、あわせて2つの専攻を選択する。専攻ごとに3人の教員が、専門分野の学問体系や研究方法の概要についての講義を行うオムニバス形式の授業である。講義を通して各専攻それぞれの学問領域を理解するとともに、第8・15回に開催するワールド・カフェにより、他専攻の受講生と学修の成果を交流・共有し、国際文化学科における専門科目の広がりを理解する。小川の担当は、副専攻プログラム「比較言語」の2回分。1回目はコミュニケーションについて、2回目は日本語の人称詞について概説する。

* 日本語表現
〔概要〕見だし(タイトル),要約文,論説文,書簡文などの実用文,および俳句,短歌,詩,小説などの文芸作品の執筆に取り組む。読む,書く,聞く,話す,推敲するといった作業を繰り返しおこなうことを通じて,時,場所,相手に応じた適切な日本語表現を学び身につける。受講生相互による添削と意見交換・批評,教員による文章添削などの方法を取り入れ,読み手・受け手双方の立場から,客観的に自らの表現を点検し,構築していく力を身につける。


* 日本語文化論特論A
〔概要〕人間の言語の特性・機能,日本語のしくみ・多様性について,具体的な事例に基づいて教授する。「日本語文化論」系科目の基礎科目として,日本語の音声と音韻,語彙,意味,文法について取り扱う。


* 日本語文化論(日本語学)
〔概要〕日本語のしくみ・多様性について,具体的な事例に基づいて教授する。「日本語文化論特論A」と同様に,「日本語文化論」系科目の基礎科目として,日本語の文法,文章と文体,文字と表記,敬語,地域方言,役割語,および日本音韻史について,幅広く取り扱う。また,希望者は1人15分程度の演習発表をおこなうことができる。

* 日本語文化論基礎演習
〔概要〕受講生が自ら選んだ日本語学およびその関連分野の先行研究(著書、論文等)を毎週1~2本取り上げる。受講生による先行研究の紹介の後、全員による質疑応答の後、教員が総評を行う。文献講読を通じた研究方法の習得を目指す。

* 日本語文化論演習
〔概要〕受講生自らが収集した言語資料に基づき,研究発表をおこなう。取り扱う研究の内容は,言語にかんするものであれば,まったく制限しない。音声,文法,語彙を対象とするもの,江戸時代の日本語を対象にするもの,広島方言を対象とするもの,漫画やドラマの日本語など,様々に考えられる。
 ⇒過去の演習発表題目はこちら


* 社会言語学
〔概要〕キャンパスの事物・場所に愛称をつける(=キャンパスネーミング)、キャンパス言葉辞典の作成、フィールドワーク(尾道/呉/広島市中心部/宮島等)の3つの課題に取り組む。全てグループワークで進め、各課題毎にプレゼンテーションと質疑応答を行い、「まとめレポート」を提出する。
 ⇒過去のキャンパスネーミング作品はこちら

* 地域社会と言語
 ※上記「社会言語学」を1年次後期配当の全学共通科目に衣替えした授業。はじめて言語学に触れる学生学生もいるため、言葉の恣意性、文節性、体系性などについての概説を伴う。

【県立広島大学大学院】
* 日本語学演習Ⅰ
〔概要〕受講生自らが収集した資料に対する日本語学的研究をおこない,当該資料の言語の日本語史上の位置について諸問題を発見・解明する能力を身につけさせ,日本語研究の研究論文を作成することができるよう指導する。

* 日本語学演習Ⅱ
〔概要〕受講生自らが収集した資料に対する日本語学的研究をおこない,当該資料の言語の日本語史上の位置について諸問題を発見・解明する能力を身につけさせ,日本語研究の研究論文を作成することができるよう指導する。


* 日本語学特論
〔概要〕担当者の研究課題であるキリシタン語彙研究,渡来語研究,外来語研究,地理言語学について概説し,関連する英語文献を輪読した後,フィールド・ワークをおこない,収集した資料に基づき報告書を作成する。但し,受講生の人数,専門分野,興味・関心により,内容を変更する可能性がある。


【広島大学】...非常勤講師として出講
* 日本語学演習Ⅲ(2019年度までの授業名は「現代語演習Ⅱ」)
〔概要〕授業の前半では,現代日本語を対象としたテキストを精読する。テキストは受講生が自らの興味・関心に合わせて選ぶ。授業の後半では,紹介テキストの研究方法を参照しながら,自ら言語資料を収集し,分析を加えて発表する。以上により,現代語研究の視点と方法を習得する。
 ⇒過去の演習発表題目はこちら



 ※過去の担当授業についてはこちら

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