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県立広島大学

生きがいと生活満足度を高める活動日記プログラム

取り組み内容

誰もが生涯を通じて健康で幸せな生活を送ることができる社会の実現に向けた研究を行っています。本研究では,活動日記プログラムを開発し,プログラムが地域在住高齢者の生きがい感や生活満足度を高めることを実証しました。

研究では,地域在住高齢者125名を,プログラムを受ける実験グループ(62名)と,プログラムは受けずに普段の生活を送る対照グループ(63名)に分け,プログラムを行いました。その結果,活動日記プログラムを受けた実験グループは,受けなかった対照グループに比べ,生きがい感や生活満足度が有意に向上しました。

本研究は,今後重要になる予防的作業療法の発展に寄与する研究として高い評価を受け,学術誌「作業療法」39巻最優秀論文賞を受賞しました。学術誌「作業療法」は,作業療法分野で最も権威のある国内の学術誌であり,最優秀論文は,一年間に掲載された論文の中で最も優れていると認められた論文に送られます。

活動日記プログラムの様子
1ヵ月間で全4回のプログラムですが、回を重ねるたびに、
受講者の皆さんがイキイキしていきます。
プログラム前後の変化量の比較(n=125)
生きがい感と生活満足度におけるプログラム前後の変化量を、
プログラムを受けた実験グループと受けなかった対象グループで比較しました。
実験グループの生きがい感と生活満足度が共に向上したことがわかります。
実験グループと対照グループの経時的変化(n=142)

本研究終了後に、プログラムを受けなかった対照グループにもプログラムを行いました。

プログラムを受けない期間は横ばいだった生きがい感と生活満足度が
プログラム後に向上したことがわかります。

プログラム終了3ヶ月後の生活満足度の変化(n=137)
プログラムの効果が、プログラムが終わって3ヶ月後も持続しているかを調べました。
プログラム終了時の生活満足度がプログラム終了3ヶ月後も維持されていたことがわかります。
担当者保健福祉学部 保健福祉学科 作業療法学コース 准教授
高木 雅之(たかぎ まさゆき)

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