蔬菜園芸学研究室ではアスパラガスやトマト等広島県でも多く生産されている野菜，特産物や薬草等を中心に環境ストレス応答に関係する研究を基礎として，新たな生産技術や食味・成分品質の研究を行っている。これまでトマトやアスパラガスの袋利用栽培では，地域の水稲育苗施設の有効利用や未利用資源の粉砕籾殻による軽量安価な培土の提案を行ってきた。
　アスパラガスではホワイトやピンク色を含めた4色若茎の長期採り栽培法や袋利用冬採り促成栽培法の開発や，これらの網羅的な成分研究を行い，地産地消にかかる生産技術の開発も行ってきた。その他，夏秋イチゴ，エゴマやサツマイモ等の地域特産物や薬草等の持続的生産にかかる研究等を行っている。