日本土壌肥料学会2024年度福岡大会での研究発表
9/5 2024
カテゴリー:外部発表

2024年の9月3日から5日にかけて,福岡で開催された日本土壌肥料学会2024年度福岡大会に参加し,4日にポスター発表させていただきました。 私自身,学会発表は2回目でポスター発表は初めてでした。ポスター発表では,土壌水分条件の提案や,土壌中に存在する無機態窒素(特に硝酸態窒素)量で結果の解釈が大きく異なってくるのではないかなどのご意見をいただきました。また,実験で得られたデータの再現性を評価してくださる方もいらっしゃいました。 5日にはシンポジウムが開かれ,大気・土壌・植物における同位体分析の現在地や,国内外の窒素管理の研究・政策動向などの講演に参加させていただき,幅広い知見を得ることができました。
最後に,農研機構果樹茶業研究部門 廣野祐平先生,農研機構農業環境研究部門 西村誠一先生をはじめ,発表に対しご意見いただいた研究者・学生の皆様,またこのような貴重な機会を与えてくださった米村先生に心よりお礼申し上げます。
写真はポスターです。
文責:羽住
大気研究合同セミナーでの研究発表
8/29 2024
カテゴリー:外部発表

大気研究合同セミナーは,大気化学分野に関連する研究室の研究者,先生,大学院生,
研究室に配属された4年生の方々が参加しており,月1回のペースで開催されています。
私はこの場で発表時間40分,質疑応答20分の研究発表をさせていただきました。
自身のこれまでの研究の成果だけでなく,本セミナーに参加されている方々の中には,土壌系の研究に関わっていない方もいらっしゃるので,
土壌学に関する内容(土壌分類や土壌のでき方など)も簡単に紹介させていただきました。
今回の発表やこれまでのセミナーに参加させていただく中で,自身の科学的な知見や理系分野の一般教養が不足しているため,
なかなか議論についていけないときや聞き手が理解しやすいような説明ができていないときがあると感じております。
今後も引き続きセミナーに参加させていただき,自身の能力を向上できるよう努力していきます。
写真は米村先生が発表中の様子をスクリーンショットしてくださったものです。
最後に,発表の機会を与えてくださいました猪俣敏先生,発表に対しご意見いただいた先生方に心よりお礼申し上げます。
文責:羽住
北極域土壌を用いた生分解性プラスチックの分解率調査
8/13 2024
カテゴリー:研究活動

2024年7月26日から8月13日にかけてノルウェー、スヴァ―ルバル諸島、スピッツベルゲン島ニーオルスンで生分解性プラスチックサンプルの回収と設置、土壌サンプリング等を行いました。 ニーオルスンは北緯79度の北極圏にあります。北極域から持ち帰ったサンプルを用いて実験を行い、北極域土壌ではどのように生分解性プラスチックが分解されるかを明らかにしたいです。
この渡航では、研究活動はもちろん、壮大な氷河や野生のトナカイ、 ロングイヤービンやオスロの街並み、海外の方との会話など、全てが新鮮で日本を出てから帰国するまで、 たくさんのことを経験することができ、そのすべてが強く印象に残っています。
このような貴重な機会をくださった米村先生、準備や現地での活動でお世話になった内田先生、ArCSⅡ若手人材海外派遣プログラムをはじめ、たくさんの方に支えていただき渡航を実現することができました。 ありがとうございました。
写真は作業中に見えた氷河です。
文責:谷口
Non Thermal Technology (Low Pressure Cold Plasma)
8/1 2024
Article type:Research activity

Starting in August 2024, I began research on low-pressure cold plasma to enhance the quality and potential of pre-treatment for making sesame oil. I also conducted research on maintaining and improving functionality during chili storage. Low-pressure cold plasma, a non-thermal technology, refers to a state of matter consisting of ionized gas at low pressure, typically produced by applying an electric field.
When a sample is exposed to low-pressure cold plasma, several interactions can occur, such as surface modification, disinfection, chemical changes, material deposition, and others. The research will be completed in September. After finishing with the food samples, I will continue my research using other samples. Currently, I am at Yonemura-sensei’s laboratory, which focuses on environmental studies, so I am using this technology to investigate further.
My next research project will involve low-pressure cold plasma treatment for biochar. This treatment offers a novel method to enhance biochar's properties and effectiveness in agriculture while contributing to greenhouse gas reduction. Further research and development are needed to optimize the process and explore its full potential. Additionally, I plan to combine biochar with hydrogel beads to extend the use of this sample and enhance its functionality.
Explanation of Picture: Exploration of Using Low Pressure Cold Plasma Technology
Resposibility:Rizza Wijaya
Watching baseball games on June 27th at Mazda Stadium to support Carp team
6/27 2024
Article type:Event

On June 27, 2024, Yonemura-sensei invited me to watch a baseball game to support the Carp team at Mazda Stadium.
This activity was organized by the university, and we traveled to the stadium by bus together. We left at 3:00 PM and arrived at Mazda Stadium around 5:00 PM. This was my first experience watching a baseball game, and I was very excited. Yonemura-sensei introduced me to the game of baseball and also to the Carp team. In this match, the Carp team won against the Tokyo Yakult Swallows with a score of 4-3. It was a dramatic win for the Carp team, as the victory came right before the match was about to end. Even though it rained during the game, we were still quite happy and excited to watch it. After the game finished, we returned to Shobara and arrived around 10:00 PM. Then I went home by Yonemura-sensei’s car. Thank you for inviting me!
Explanation of Picture: First experience watching baseball game (Carp Team)
Resposibility:Rizza Wijaya
Japan Geoscience Union Meeting 2024
5/28 2024
カテゴリー:外部発表

幕張メッセで開催されたJpGU2024「陸域生態系の物質循環」のセッションで口頭発表してきました。
鳥取大学 寺本先生との共同研究内容をお伝えしてきました。
今回の発表タイトルは "Decomposition of biodegradable plastics in sandy soil" でした。
当研究室の谷口さんのテーマですが,都合により私が現地で発表する運びとなりました。
今後の研究の進捗が楽しみです。
文責:田端
技術研修@農環研
5/252024
カテゴリー:研究活動

2024年5月14日から約2週間ほど,農研機構・農業環境研究所(つくば)というところに谷口さんと私の2人で赴き,技術研修を行いました。
土壌という複雑な系からのDNA抽出(写真はキットによる抽出の1シーン)やエステラーゼ活性の測定方法などをお教えいただき,
とても有意義な時間を過ごすことができました。
今回,得た技術や知識を今後の研究に活かしていく所存です。
また期間中の領域セミナーにて,私たちの研究発表をする機会を頂きました。 活発な議論を頂き,新たな視点を得ることができました。
なお,この度の技術研修では星野裕子さまにご指導いただきました。 星野さまをはじめ,研修中に懇意にして下さった方々に,心から感謝申し上げます。
文責:田端
三菱ケミカルさんにお邪魔しました
5/13 2024
カテゴリー:研究活動,見学

今年の5月半ばに米村先生よりお誘いいただき、先生のご友人様がいらっしゃるという三菱ケミカルさんにお邪魔いたしました。企業さんの内部への訪問は初めてでドキドキしましたが、皆さまには終始優しくご対応いただいてとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
有機関連は無知なので付いて行くのに必死でしたが、材料系は『コレどうやって作ってんだー!?』とか『なんじゃこれすげー初めて見たー!』と小学生のような感想を抱きながらも楽しく拝見させていただいていました。
タブレットを使った体験型クイズアドベンチャー(!?)のようなものもさせていただいた際、つい夢中になったのはここだけの秘密です。
貴重な機会をくださった三菱ケミカルの皆さん、本当にありがとうございました。
写真は本社ビルから見えた皇居です。
文責:松本
農業技術センター訪問
2/27 2024
カテゴリー:研究活動,見学
2024年2月27日に広島県立総合技術研究所農業技術センターに訪問させていただきました。
生産環境研究部の方々と情報交換や施設見学をさせていただきました。
情報交換では、実際に現場に出て研究されていることや広島県の農業に関することの現状などを教えていただきました。
農業技術センターのホームページではどんな研究が行われているかが掲載されているので気になった方はぜひご覧ください。
施設見学では、実際にサンプリングされた土壌を見せていただいたり、実験や分析に使う機器の説明をしていただきました。 普段使わない機器ばかりでとても興味深かったです。屋外設備の見学もさせていただきました。 行っている研究の内容や研究をする上での大変な作業などについて教えていただきました。
情報交換や施設見学など実りある時間を過ごさせていただきました。農業技術センターのみなさま本当にありがとうございました。

採取された土壌サンプル

植物及び土壌中の窒素分を評価するための機器

屋外設備の小麦畑
文責:江藤
Asia Flux Conference 2023
12/5 2023
カテゴリー:外部発表

済州島(韓国)で開催されたAsia Flux Conference 2023でポスター発表してきました。
著名な研究者の方々とも議論する機会を頂きました。
発表からは脱線しますが国内外問わず,同年代の友人もたくさんできました。
今回の渡航は国立環境研究所を拠点機関とする日中韓フォーサイト事業の支援を頂き,参加することが叶いました。
この場を借りて,感謝いたします。
写真は済州黒豚の焼肉の様子です。とても美味しかったです。
文責:田端
雲仙巡検及び大気化学討論会での発表
11/21 2023
カテゴリー:研究活動,外部発表

2023年の11月19日から21日にかけて,長崎で開催された第28回大気化学討論会及び本学会のオプションである雲仙巡検に参加しました。 今回が初めての学会発表だったため,かなり緊張していましたが,学会前日の雲仙巡検で多くの研究者・学生の皆様とお話しさせていただき緊張が和らぎました。 私の出番(口頭発表)は学会2日目(21日)でしたが,緊張が和らいでいたこともあり,無難にやり遂げることができ,多くの研究者・学生の皆様からお褒めの言葉をいただきました。
最後に,このような貴重な機会を与えてくださった米村先生,学会要旨の添削に携わってくださった農研機構農業環境研究部門 片柳薫子先生,農研機構果樹茶業研究部門 廣野祐平先生, さらに国立環境研究所地球システム領域 猪俣敏先生には,学会要旨添削に加え本番前の発表練習でご意見をいただきました。また,多くの研究者・学生の皆様から激励・お褒めの言葉をいただきました。 この場を借りて心より感謝申し上げます。
写真は私が発表している様子です。
文責:羽住
領域セミナー@森林総研
9/19 2023
カテゴリー:外部発表

森林総合研究所の領域セミナーに若輩ながらお邪魔し,発表させて頂きました。 たくさんの議論をして頂き,自身の研究を見直す機会となりました。
文責:田端
2023年土壌肥料学会 in愛媛
9/14 2023
カテゴリー:研究活動,外部発表
2023年9月12日から14日にかけて、愛媛県松山市で行われた土壌肥料学会全国大会に同研究室の先輩である田端さん(当時M2)とともに参加し、ポスターでの研究発表を行いました。 今回のポスター発表は、学会当日のみではなく、学会の数日前からネット上で発表資料が公開され、そこでも発表内容に対する質疑応答が行われました。
筆者(谷口)にとっては初めての学会発表であったためとても緊張しましたが、 自身の研究に有益なご意見等をいただくことができました。 学会賞受賞者の講演やシンポジウムで貴重なお話を聞くことができ、大変勉強になりました。
写真:土壌肥料学会看板前で撮影
文責:谷口
インドネシア・スマトラ調査
9/5 2023
カテゴリー:研究活動,外部発表

インドネシアで実験に用いる土壌を採取してきました。 米村先生とご一緒し,Andalas大学の方々に大変お世話になりました。 現地調査の合間に,当研究室の研究内容について発表する機会を頂きました (米村先生:40分,田端:20分で分担)。
滞在期間は1週間と短かったですが,たくさん友達ができました。
写真は米村先生が記念品を受け取られている様子です。
文責:田端
つくばの研究所での技術習得
8/26 2023
カテゴリー:研究活動

2023年の8月19日から26日にかけて,研究で必要な分析法の習得及び知見を得るために,
茨城県つくば市の国立環境研究所及び農研機構農業環境研究部門を訪ねました。
国立環境研究所では,大気共同実験棟の見学や自身の研究で使用する分析計の操作方法習得,
さらに海水中の溶存有機物から揮発性有機化合物が生成するメカニズムを研究されている筑波大学大学院生の実験の見学などをさせていただきました。
農研機構農業環境研究部門では,温室効果ガスの放出予測をするモデル(DNDCモデル)の学習やフィールド(屋外)での亜酸化窒素測定法などをご教示いただきました。
今回の出張では,多くの皆様に大変お世話になりました。以下に記して心より感謝申し上げます。
国立環境研究所 猪俣敏先生,国立環境研究所アシスタントスタッフ 坂田明子様,筑波大学
大森裕子先生,筑波大学大学院(当時M2)妹尾翔汰さん,農研機構農業環境研究部門 片柳薫子先生,西村誠一先生,山﨑尚則先生
環境科学コースHPに過去記事があります。
写真はフィールド(人参畑)での亜酸化窒素測定の様子です。
文責:羽住
県立広島大学庄原キャンパスでの気象観測及び霧観測
6/25 2023
カテゴリー:研究活動

2023年6月22日~25日の期間に温度計や風速計などの一般気象観測装置と放射収支計などの熱収支観測装置の設置を行いました。 また2023年10月には渦相関法の観測のために超音波風速計や赤外線ガス分析計の設置も行いました。 観測装置の設置は私自身,初めてのことで設置方法,メンテナンス方法,データ回収方法等学ぶことがたくさんありました。 普段体感している気温や風がどれくらいずれているのかわかりました。
観測においては霧が発生しやすい地域であるため秋には毎日のように霧が発生しますが, 霧が発生するということは湿度がほぼ100%の状態であり,水の中で観測している感じです。 そのため,機器の不具合が多くメンテナンスに多くの時間を費やしました。 観測1年目ということで想定外の事態も多くありましたが, 2023年9月現在では測定中の機器においては不具合なく測定しています。
現在2年目の観測ですが,今後も長期的に観測を行う予定ですので新たな発見がありましたら追記していきます。 よろしくお願いします。
2023年11月1日の様子です。このときが最も測定機器が多かったです。
文責:栗田
鳥取砂丘での研究活動
5/7 2023
カテゴリー:研究活動

2023年5月1,2日に鳥取砂丘を訪れ,生分解性プラスチックサンプルの埋設及び砂質土壌のサンプリングを行いました。鳥取砂丘は鳥取県鳥取市に広がる海岸砂丘です。 生分解性プラスチックが分解されにくいと予測されるこの地で実際にどのように分解されるかを検証するために実験を行います。
鳥取砂丘には初めて訪れましたが,日本海の波がとても激しいこと, 風が強いことが印象的でした。また,私たちの実験サイトでは複数の植物が 自生していました。植物が何もない鳥取砂丘は観光のために除草されているようです。
今後もサンプルの回収をするために鳥取砂丘に訪問予定です。
写真は日本海と鳥取砂丘の様子です。
文責:谷口
日本農業気象学会(山口)
3/18 2023
カテゴリー:外部発表

日本農業気象学会の全国大会(2023)で研究成果を口頭発表してきました。 発表タイトルは「北極域土壌における腐植物質の化学的特性」でした。
写真は瑠璃光寺で走り回る米村先生と聴講のため参加してた谷口さんです。
楽しそうですね~
文責:田端
スバールバル諸島(2022)
9/20 2022
カテゴリー:研究活動
2022年の夏(8/26~9/16)の期間,スバールバル諸島スピッツベルゲン島ニーオルスン(ノルウェー)で土壌のサンプリング等,研究活動をしてきました。 ニーオルスンは広島からは直線距離で6800kmほど離れた,北極圏の地です。 研究内容に関することは既にこちらの動画 やこちらの記事で,話したり 書いたりしていますので,ご興味ございましたらぜひ。 研究活動はもちろん,その道中や,休憩で訪れたオスロ,ロングイヤービンの観光地の景色,地元の人との他愛ない会話など,すべてが貴重な経験となりました。
この場を借りて,貴重な機会を与えてくださった米村先生,そして準備から現地での活動に至るまでご助力くださいました国立環境研究所 内田雅己先生に感謝申し上げます。 加えて,ArCS II 若手派遣プログラムの支援を受け,この活動を実施することができました。 本当にありがとうございました。
ちなみに,写真は調査の合間に出会ったアザラシです。微笑ましい光景でした🦭
文責:田端