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市村教授,鎌田特命講師が尾道北高等学校でAI講演・深層学習プログラミング実習を実施

印刷用ページを表示する 2020年1月14日更新

実施概要

日時:令和元年1226日 木曜日

AI講演会「世界一の構造適応型深層学習装置の能力」,1045分~1135

・ラズベリーパイを使用した深層学習プログラミング体験実習,1245分~1420

場所:広島県立尾道北高等学校

実施状況

 市村 匠 教授(地域基盤研究機構長 高度人工知能プロジェクト研究センター長,経営情報学部 経営情報学科),鎌田 真 特命講師(地域基盤研究機構 高度人工知能プロジェクト研究センター)が,広島県立尾道北高等学校の2年生の生徒を対象に,AIについての特別講演と深層学習プログラミング体験実習を行いました。午前中は約180人の生徒と高校の先生が参加し,トップレベルの深層学習(AI)について,競争的研究資金をもとに開発した研究開発成果と地域の課題解決に貢献している状況について説明しました。講演終了後には,「車の自動運転が進んでいるが,これまでの制御システムが全てAIに置き換わるのか?」,「人工知能と人間は何が違うのか?」など生徒から質問され,市村教授は生徒に自分の考えを発言させながら,将来のAI社会をイメージさせる回答をし,高校生と活発なディスカッションを行っていました。

 午後は,約20名の希望生徒を対象に,市村教授及び鎌田特命講師が,ラズベリーパイ(組み込みコンピュータ)を使用した深層学習のプログラミング体験を演習しました。普段使い慣れていないLinuxシステムの操作や,WebカメラによるAI画像認識,学習システムの構築を体験しました。演習中には,AIの推論結果に対して,「どうしてこのような結果になるのか」など,結果の分析を自ら追及するアクティブな姿勢が見られ,AIに高い関心を示していました。なお,このプログラミング体験の内容は,本学で20198月に実施した公開講座「高校生のためのAI・IoTプログラミング教室」を短縮して実施したものです。

 地域基盤研究機構高度人工知能プロジェクト研究センターでは,最先端の研究成果を高校生にも分かりやすく,実験や演習を通じて学べる公開講座を開設して参ります。

市村教授のAI講演会鎌田特命講師のプログラミング演習
市村教授による講演鎌田特命講師による演習

なお,本事業の一部は公益財団法人マツダ財団の事業助成(採択番号: 19KJ-005)を受けて行われたものです。

第35回(2019年度)マツダ事業助成一覧 -科学技術振興関係-