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【生命科学科】阿部准教授の論文が国際誌に掲載されました

印刷用ページを表示する 2018年1月15日更新

 阿部靖之准教授の論文が国際誌 Reproduction in Domestic Animals の Online版に掲載されました。 犬の精子の凍結保存についての論文です。 


Abe Y, Yokozawa S, Umemiya-Shirafuji R, Moumouni P, Suwa Y, Suzuki H

Fertilizing ability of canine spermatozoa cryopreserved with skim milk-based extender in a retrospective study

Reproduction in Domestic Animals 2017 Nov 7. doi: 10.1111/rda.13098.

 

要旨:

日本の盲導犬繁殖では,外国から凍結精子を輸入し,人工授精することが必要ですが(国内犬だけでは不足,血縁関係が近いなど),凍結障害を防ぐために卵黄が使用されるため,鳥インフルエンザウィルス発生国からの輸入がストップしてしまいました.そこで,卵黄の代わりにスキムミルクを使用する新たな方法を開発し,凍結精子の受精能力を検証しました.その結果,たった1回の人工授精でも高確率で妊娠できる有効な方法であることが立証されました(卵黄の方法では2回必要).

妊娠率についての図