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【助産学専攻科】助産管理:災害時の助産活動の授業の様子をご紹介します。

印刷用ページを表示する 2022年3月22日更新

【助産学専攻科】助産管理:災害時の助産活動の授業の様子をご紹介します。

3月11日は,東日本大震災から11年になりました。
この震災におり,かけがえのない多くの命が失われました。
震災によって失われた人々とそのご遺族に対し,哀悼の意を表します。

3月16日の東北の地震で被害に遭われた方に,お見舞い申し上げます。

今回は,令和3年度の「助産管理」の授業で,
学生が「災害助産」を学んだことをご紹介します。

授業のねらいは,「助産師として自身と妊産婦の身を守るための
防災の知識を理解し、災害時の助産師の役割・支援のあり方を学ぶ」です。
今年度は9月初旬に行いました。

授業の事前学習の1つとして,自分の災害の備えの写真を撮ってくることにしました。
これは,授業の導入のアイスブレイクとして,学生同士で意見交換を行いました。

講義では,自分自身の備え,助産師としての備え,
災害時の妊産婦・母子世帯・女性の状況(災害弱者であること),
災害対策として日常の備え・被災後の助産師の役割を学びました。

その後,災害に備えた物品の紹介をし,以下のことを行いました。
・レスキューママを使って、児を抱っこする。
・エマージェンシーシーツを使う。
・段ボールハウスを作る。
・段ボールハウスで授乳する。
・災害用分娩セットの内容を確認する。

災害助産演習:レスキューママをつけてみる

災害助産演習:段ボールハウスの作成①

災害助産演習:段ボールハウスの作成②

その後の演習で,教室にカーテンをして暗室を作り,
教室を避難所と見立てて,懐中電灯の光だけで分娩介助を行いました。
学生はグループに分かれて,産婦役,助産師役,家族役になって,
試行錯誤しながら行いました。

災害助産演習:避難所での分娩介助

災害助産演習:避難所での分娩介助②

演習の最後には,それぞれの役を行ってみての気づきや学びを共有しました。

災害助産演習:学びの共有①

災害助産演習:学びの共有②