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【助産学専攻科】助産診断・技術学Ⅲ:看護技術の確認を行いました。

印刷用ページを表示する 2023年5月12日更新

「助産診断・技術学Ⅲ」:看護技術の確認(プレテスト)を行いました。

助産学専攻科は,看護師免許を有する者が入学し,助産師を養成する1年の教育機関です。
看護学で学んできたことを活かして,助産学を学びます。

看護技術のプレテストのねらい

この授業のねらいは,助産技術の基礎となる看護技術(基礎看護学・母性看護学)を
再確認することで,助産技術の習得を円滑にし,
対象へのより良いケアを提供できるように準備できることでした。

助産学生にとっては,看護学で学んできた技術の復習です。
助産学を学ぶ者として,プレテストの形式をとりました。

看護技術のプレテストの様子

入学ガイダンスの翌々日の4月13日(木曜日)に行いました。

プレテストは,以下の3つの技術項目に分かれて行いました。

(1)衛生学的手洗い・ガウンテクニック・滅菌手袋の装着
(2)分娩第4期の産婦(点滴静脈内注射実施中)の全身清拭と寝衣交換
(3)分娩第4期の産婦のバイタルサイン測定・導尿・悪露交換

学生は3~4名のグループになり,産婦役・実施者・観察者になり,実践しました。
産婦役は,できるだけ産婦になりきる!(友だち同士の雰囲気を出さない)
実施者は,産婦役に安全・安楽な看護(ケア)を提供する!
観察者は,実施者になったつもりで,自分だったらどうするか?を考えて,注意深く観察する!

各ブースで,代表者の実施→振り返り・ディスカッション→実施・練習を繰り返し行いました。

手洗い・ガウンテクニック・滅菌手袋装着ブースでは,
産婦役は頻回に陣痛がきている設定で行っています。

産婦役:「んーー,いきみたい・・・」
実施者(心の声):「やばい・・・間に合わない (^-^;」

プレテストの様子①

全身清拭や導尿ブースでは,
振り返りをしながら,教員からのポイントデモンストレーション。
そして,部分的にもう一度やってみる・練習する・・・の繰り返しです。

プレテストの様子②

プレテストの様子③

看護技術のプレテストの全体の振り返り

すべてのブースのプレテストが終わったら,
学生さんと教員の全員で振り返りを行いました。

看護技術の原理・原則,手順を再確認し,
対象者にとっての安全・安楽な看護技術を考えることができた発言が多くみられました。
そして,手順を覚えるのではなく,
対象に合わせて臨機応変に対応することが必要であることを実感したようでした。

産婦役になった学生からは,実際に身体を直接拭いてもらう経験をして,
羞恥心への配慮,保温への配慮など,具体的にどうしてもらうことが嬉しいか,
対象者の立場で看護技術(支援)について考えることができました。

技術の習得には,練習あるのみ!ということにも気づけました。
引き続き,頑張ろう!と意気込んで終わりました。