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平成30年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(8)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月14日更新

 

戦国期毛利氏の食卓復活:饗応食の意義探究とその文化・伝統の多面的活用に関する研究

概要

 

研究代表者

学部・学科

人間文化学部・健康科学科

職名

教授

氏名

三浦 朗

課題提案者

毛利三兄弟のふるさと連携協議会

研究課題名

戦国期毛利氏の食卓復活:饗応食の意義探求とその文化・伝統の多面的活用に関する研究

研究の概要

戦国期毛利氏については,当時,食したと考えられる饗応食の献立や料理,食材に関する史料が現存しています
本研究では,まず,戦国期の毛利氏に関する史料や同時期の他地域の史料から,【1 饗応食の献立を読み解き,当時の料理のレシピを作成,2 再現されたレシピから毛利氏の「食」の文化的特徴を考察】します。そして,【3 当時の毛利氏の支配地域(現在の三原市,安芸高田市,北広島町)における現在伝承されている郷土料理との関係性を調査・考察,4 三原市,安芸高田市,北広島町での料理およびレシピの活用方法の検討】を行い,現在の地域の暮らしとの関係を明らかにします
加えて,本研究は,当時の毛利氏の支配地域である現在の三原市,安芸高田市,北広島町の地域資源を「食」の視点でのストーリーでつなぎ,日本遺産申請の支援及び地域活性化の促進を目指すものです。

活動状況

【1 饗応食の献立を読み解き,当時の料理のレシピを作成,2 再現されたレシピから毛利氏の「食」の文化的特徴を考察】

 過去に再現された2史料「益田藤兼・同元祥安芸吉田一献手組注文」「明応九年三月五日将軍様御成雑掌注文」の饗応食を再現し,当時の調理方法等の確認・検討を行いました。現在,毛利氏に仕えた玉木吉保の記した「身自鏡」を参考にしつつ,「元就公山口御下向の節饗応次第」の饗応食を再現しています。また,近世熊本の史料からその当時の食を再現した橋爪伸子氏(京都和食文化研究センター)を招聘し,史料からの再現の具体的方法,意義,限界について講義していただきました。更に,日本調理科学会中国・四国支部大会において,2題の学会発表を行いました(演題名:「身自鏡(玉木吉保)」に記された食材,調理方法からみる戦国期毛利氏の食,「元就公山口御下向の節饗応次第」に記された戦国期毛利氏の饗応の献立)

3 当時の毛利氏の支配地域における当時と現在の「食」の関係性の調査・考察,4 料理及びレシピの活用方法の検討】

 9月に安芸高田市,北広島町を学生6名と,10月に三原市の文化財(郡山城跡,吉川元春館跡,新高山城跡,三原城跡等 浮鯛神社等)を学生11名と調査・見学しました。また,料理の活用について,「江戸の料理と再現江戸料理を楽しむ(東京)」「能と大内御前(山口)」へ学生3名と参加し,再現した料理の活用事例を調査しました。

 今後は,再現した料理の文化的・栄養的特徴をまとめるとともに,現在の嗜好に配慮したアレンジを行い,「日本遺産申請」「三矢の訓対談」「道の駅」「学校給食」等への活用に取り組む予定です。本研究は,学生(4年生,大学院生)の積極的参加を得て行っており,学生が深く地域を理解するという意味において,地域だけでなく学生にとっても極めて有益な取り組みと考えています

安芸高田市北広島市三原市
安芸高田市での調査(郡山城跡)北広島町での調査(吉川元春館跡)三原市での調査(新高山城跡)。
高知学会再現の様子1再現の様子2再現料理
日本調理科学会中国四国支部大会「元就公山口御下向の節饗応次第」からの饗応食再現の様子「元就公山口御下向の節饗応次第」からの饗応食の再現

 

 問合先

県立広島大学 経営企画室

〒734-8558
広島県広島市南区宇品東一丁目1番71号
電話番号 (082)251-9534(ダイヤルイン)
電子メール kikaku2@pu-hiroshima.ac.jp


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