中田 羽厘Urin Nakata

生命環境学部 生命科学科

令和2年4月より生物資源科学部 地域資源開発学科

プロフィール

広島県立三次高等学校出身
2017年に生命環境学部生命科学科に入学。
中学生のころ、家庭科の授業で栄養に関することを学ぶのが大好きだった気持ちを大切に育み、大学では食品で使用される水と混じり合った状態の油の酸化を防ぐ方法を探す研究をしている。
将来は食品関係の研究員として働きたいと思っていて、夢を実現させるため、大学院で更に知識や技能を磨いていく。

学修のポイントは時間を計画的に使うこと、
早め早めの行動で、研究を確実に進める。​

中学生のころから家庭科で栄養に関することを学ぶのがとても大好きで、大学を選ぶ際には食品に関することを学びたいと思ったので、2017年4月に生命科学科に入学しました。

私が通っている庄原キャンパスは、決して出かけやすいとは言えない自然豊かな場所にありますが、出かけにくいからこそ学生がキャンパス内にたくさんいるので友達も作りやすいし、周りに住居も少ないからワイワイ楽しむことができます。接しやすい人が多いから、研究室では学年を飛び越えていろんな人と仲良くなることができるし、仲間たちと苦楽を共にする経験ができると思います。あとけんひろで唯一車通学ができるキャンパスなので、結構行動できる範囲も広いんですよ。友達と一緒に車で出かけたり、カフェ巡りをしたりできるので、楽しい時間を過ごすことができると思います。 白楊祭(庄原キャンパスの文化祭)も盛り上がりますよ。私はステージで歌を歌ったことがあるんですが、しばらくの間いろんな人から声をかけられて嬉しいし、恥ずかしいという思いをしたのは良い思い出です。アルバイトは塾の講師をしたり、市議会議員の選挙演説のお手伝いをしたこともあります。幅広い年齢層の方とお話ができて、大学の外でも良い経験ができたなって思ってます。

3年生からは山本先生の指導を受けながら油脂の研究をしていて、ドレッシングのような水と油が混じり合う食品の酸化を防ぐ方法を探してきました。水と油って基本的に分離してしまいますよね。それを混ざるようにしてくれるのが乳化剤で、食品の酸化防止効果も期待できます。いろんな種類の乳化剤を比較して、最も酸化を防ぐことができるものを探し出す研究を続けてきました。これまでの研究でエゴマ油で高い酸化防止効果が確認できる乳化剤を見つけることができました。卒業研究が始まると忙しくて時間に追われるって話はよく聞いていましたが、私はやらないといけないことを後に残すのがあまり好きじゃない性格で、早め早めに計画を立てて研究を進めてきたので、追い込まれたって実感はなかったです。山本先生は学生に時間の使い方を任せる先生なので、後半で猛烈に頑張ってる仲間ももちろんいましたけどね。

大学院へ進学することを決めたのは4年生になる直前。エゴマ油で高い酸化防止効果が確認できた乳化剤が、他の油でも同じ効果を発揮することができるのか、もっと研究したいと思ったからです。どの油でも酸化を防ぐことのできる乳化剤を特定していきたいと思います。卒業後は食品系の企業で研究職に就きたいと思っているので、研究でしっかりと成果を出して、希望の進路に進んでいけたらいいなって思います。