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しめさば
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しめさば
Iさん
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Iさん

Iさん~教職課程(英語)について~

地域創生学部 地域創生学科 
地域文化コース

(島根県立矢上高等学校 出身)

インタビュー日
2022.12.06
Iさん

教職課程を履修するIさんについて

しめさば
まずはIさんのことについて聞いていきます!
しめさば
じゃあ簡単に自己紹介をお願いします!
Iさん
地域創生学部地域創生学科地域文化コース2年のIです。学生ブランドアンバサダー「国際交流プロジェクト」に所属しています。また、吹奏楽サークルと、バドミントンサークルに所属しています。あと、英語科の教職課程を履修しています。
しめさば
ここで、県立広島大学地域創生学部(広島キャンパス)で設定されている教職課程について、説明したいと思います。地域文化コースでは、中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)、健康科学コースでは、栄養教諭一種免許状を取得するための教職課程が設定されています。簡単に言えば、地域文化コースでは中学・高校の国語・英語教員に、健康科学コースでは栄養教諭になるために必要な免許を取得できる、ということです。それぞれの教職課程で定められた授業を取り終わることで、それぞれの免許状を取得でき、教員になるチャンスを得ることができます。
しめさば
Iさんは、地域文化コースに所属し、中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)を取得するべく、教職課程を履修している、というわけです。
しめさば
では、県立広島大学に教職課程があるっていつ、どうやって知りましたか?
Iさん
入学してから1年前期(4月から8月)に知り、後期(9月から3月)に履修することを決めました。
しめさば
大学に入る前から教職課程に興味はありましたか?
Iさん
いいえ、教職課程を取るつもりはありませんでした。
しめさば
そうなんですね。では、大学に入ってから教職課程を取ろうと思うようになったきっかけはありましたか?
Iさん
教職課程を取ったきっかけは、卒業までになにか資格とか取りたいなと思ったのと、教育に少し興味を持っていたからですかね。
しめさば
なるほど。そうだったんですね。では今、先生になりたいと思っていますか?
Iさん
将来の選択肢の一つにはあります。他の業種と迷っています。
しめさば
例えばどんな業種を考えていますか?
Iさん
航空業界や、観光業界です。
しめさば
確かにそれなら、実際に先生にならなくても、教職課程で培った知識や技能が生かせそうですね!
しめさば
Iさんのように、「絶対に先生になりたい!」というわけではないけど、教職課程を履修してみたい…という高校生も多くいると思います。そんな高校生へのアドバイスをお願いします。
Iさん
教職をとることで、自分のやりたいことが決まっていても決まっていなくても、自分の視野を広げるきっかけになると思うので、ぜひチャレンジしてください!

教職課程の授業について

しめさば
じゃあ次は授業について聞いていきます!
しめさば
じゃあまずシンプルに、やっぱり教職課程をとると1週間に授業みっちり埋まったりしますか?
Iさん
大体はそうなりますねー。今の時間割はこんな感じです。1から4限の日も多く、たまに1から5限になる日もあります。ですが、教職の授業は大体同じメンバーで、みんなと他科目の内容や課題について話し、情報を共有する機会にもなっています。なので、慣れてしまえば気にならなくなりますよ。
1限
2限
3限
4限
5限
しめさば
ここで、教職課程の授業について補足します。教職課程の授業は、大きく2つに分かれています。1つ目は、「教育学概論」や「生徒・進路指導論」といった教員免許取得に必要な教育に関わる科目で、県立広島大学を卒業するためには必須ではありません。そのため、教職課程を取っている学生が主に履修しています。時間割では、赤色の授業です。2つ目は、地域文化コースの科目で、一般学生は選択可能であっても、教職課程を取っている学生は必修である科目が多く存在します。時間割では、青色の授業です。緑色の授業は、Iさんの興味に応じて履修している地域文化コースの科目です。
しめさば
それを踏まえて教職課程で必要な授業があるせいで、他の取りたかった授業を取れないとかありますか?
Iさん
結構ありました。3, 4年生で履修できれば、履修したいなと思っています。
しめさば
そうそう。大学では、例えば2年生対象の授業でも、それより上の学年になれば、新たに履修できますよね。私も1年生に混ざって、授業を受けたことがあります。
しめさば
では教職課程の授業で、一番大変だった授業は何ですか?
Iさん
「教育心理学」です。予習・復習テストが2週間に1回あるのと、期末テストに向けた勉強が大変でした。でも、授業内でグループワークなどが多く、先生が具体的な例えを使うことが多かったので、授業が分かりやすく、内容も面白かったです。
しめさば
では、卒業論文についても聞いていきたいと思います。卒業論文とは、最終学年で作成する研究成果をまとめた論文のことです。 一部の学部・学科をのぞいて、卒業論文の提出を卒業の条件としています。地域文化コースでも卒業の条件になっています。 大学生として卒業するために、越えなければならない最後のハードルといえます。Iさんは、卒業論文を書くゼミについては、現時点で決めていますか?
Iさん
決めています。現時点では職業英語について書きたいと思っています。今入りたいと思っているゼミの先生は英語の教職課程の授業も担当しており、卒業論文には、現在履修している教職課程の授業「英語科教育法Ⅰ」で学んだことが生かせそうだなと感じています。

サークル、学生ブランドアンバサダーと教職課程の両立

しめさば
自己紹介でサークルに入っているっておっしゃっていましたが、教職課程をとることでサークル活動に影響があったりしましたか?
Iさん
特に影響はありませんでした。教職とサークルの両立は、そこまで難しくないと思います。
しめさば
では、学生ブランドアンバサダーと教職課程の両立についてはいかがでしょうか。
Iさん
最初は上手く両立していましたが、最近忙しすぎて今は活動休止中です。
しめさば
やっぱり2年後期になってくると、教職課程の必修の授業が多くて忙しくなってきますよね。
しめさば
ではここで、Iさんや私が所属している学生ブランドアンバサダーについて、知らない方もいらっしゃると思うので、説明したいと思います。学生ブランドアンバサダーとは、大学内、外の人に県立広島大学の魅力を届ける、という使命のもと、現時点で9つのプロジェクトに分かれて県立広島大学をブランディングしていくとともに、学生と学生、学生と職員を繋ぐ存在になることを目標としているものです。本記事は、学生ブランドアンバサダー「WEB版大学案内プロジェクト」の活動の一環です。「WEB版大学案内プロジェクト」では、学生自身で企画・取材・作成した記事を大学ホームページにアップしています。
しめさば
ではIさん、Iさんが所属している「国際交流プロジェクト」について紹介してください!
Iさん
はい。「国際交流プロジェクト」では、第1、2金曜日に、協定校のオースティンピー大学と叡啓大学の学生と県立広島大学の学生とで、英語を使ってオンラインで会話をする「FriYAY(フライイェイ)」を行っています。FriYAYの毎回のテーマ決めと公式SNS(LINE、Instagram、Facebook )の運営などを、プロジェクトメンバーが担当します。
しめさば
なるほど、よく分かりました。学生ブランドアンバサダー「国際交流プロジェクト」に興味を持った方は、こちらのリンクも併せて参考にしてください。
しめさば
では、国際交流プロジェクトに所属していて、良かったなと思うことはありますか。
Iさん
現地(アメリカ)の大学生や、日本の他の大学で、「英語を頑張りたい」という人と交流できることや、自分の弱点が見えてきたり、自分が他の人に教えたりすることで、英語力が上がることがとても良かったなと思いました。プロジェクトは学生が運営しているので、自分が出した案が採用されたときは、とても嬉しかったです。

県立広島大学で教職課程を履修する利点

しめさば
県立広島大学の地域文化コースは、教育学を専門としたコースではなく、あくまで人文系のコースです。そんな県立広島大学で教職課程を履修する上で、良いところはありますか。
Iさん
他の色んな興味のある分野・学問を学びながら、副専攻のような感覚で教職課程を履修できるところが、良いなと思っています。
しめさば
じゃあ最後に、教職課程って大変そう、難しそう…って思ってる高校生に向けて、メッセージをお願いします!
Iさん
もちろん大変なこともあるけど、他の授業と関連付けることもできます!勉強して損はないから、少しでも興味があるなら取ってみたらいいと思います!頑張ってください!

インタビューを終えて

今回のインタビューでは、教職課程を履修する大学生の”リアル”なお話を聞くことができました。本記事が高校生のみなさんの、県立広島大学での教職課程の履修を考える上での参考になれば、とても嬉しいです!本記事をご覧いただき、誠にありがとうございました!

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