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海外渡航中にトラブルや危機に遭遇してしまった場合,言語や文化などの違いからその解決方法は国内での状況とは異なります。ただ,トラブルの多くは事前の準備を行うことで防ぐことができます。海外へ渡航する皆さんは,安全対策の意識と知識を渡航前に十分身につけるとともに,次のように渡航前の準備を入念に行い,渡航先では安全に配慮して行動してください。
渡航先では在留届の提出が必要です。
【在留届とは】
● 海外在留邦人が事件や事故,災害に遭ったのではないかと思われるとき,「在留届」があれば安否の確認,緊急連絡,救援活動,留守宅への連絡等が迅速に行える。長期(3ヵ月以上)渡航の学生には,渡航先の日本大使館または総領事館に「在留届」提出が義務付けられている。(3ヵ月未満でも提出可)
【在留届の提出を怠ると】
● 在外公館はあなたが外国に居住していることを知らないので,大災害や事件,事故のとき,あなたの安否確認,留守宅などへの連絡を行うことができない。
※帰国など「在留届」の記載事項に変更があったときは,必ず提出した大使館・総領事館に連絡すること。
【届出方法】
● 在留届の提出は実際にその場所に居住された日からでないとできない。
インターネットによる届出 | 「在留届電子届出システム(ORRnet)」から届出。 |
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紙面による届出 |
「在留届」用紙に記入し,持ってくる,Fax,郵送する。 |
詳しくは,外務省ホームページ『「在留届」をご存知ですか?』を確認してください。
安全対策 |
健康管理 |
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■アイラック安心サポートデスク
本学では,株式会社日本アイラックの危機管理総合システムを導入し,海外留学をする学生に対して安心サポートデスクへの加入を義務づけています。派遣留学中などに海外にいる教職員や学生が事件事故などに巻き込まれた際には,日本アイラックと連携し対応します。また,安心サポートデスクの加入者が事件事故に遭遇などした場合は,危機管理会社と連携し解決のために共同で支援します。
アイラック安心サポートデスクについてはこちら アイラック安心サポートデスクについて
■ 長期留学・短期留学・研究活動・国際交流推進事業の場合
● 速やかに現地大学の担当者に連絡し,国際交流センターに連絡するよう依頼する。
※現地大学の担当者に連絡が取れない場合は,国際交流センターに直接連絡をする。
● 保険会社に連絡し,トラブルへの対処や治療・救護を依頼する。
● 現地の警察・医療機関の指示に従うこと。
■ 課外活動(海外ボランティア・インターンシップ)・ゼミ旅行・個人旅行の場合
● 渡航予定先の連絡先を確認し,緊急時の連絡方法について保護者と事前によく相談する。
● 国際交流センターにも必ず連絡をすること。
種類 | サイト名 |
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安全情報 | 「海外安全ホームページ」(外務省) |
海外安全パンフレット「海外安全 虎の巻」(外務省) | |
健康管理 | 「世界の医療事情」(外務省) |
「海外で健康に過ごすために」(厚生労働省) | |
「海外渡航のためのワクチン」(厚生労働省) |