島津 夏菜Nana Shimazu

CAFE CLöüD

プロフィール

福岡県立小倉東高等学校出身
2016年に生命環境学部環境科学科(2020年4月より生物資源科学部)を卒業後、竹原市の食品メーカーに就職。
結婚を機に庄原市へ戻り、2019年7月CAFE CLöüDを開業。売上管理・在庫管理をはじめ、メニュー開発やチラシ作成などの宣伝計画等の多種多様な業務に携わる。
JR備後庄原駅から徒歩約8分と街中に位置する立地で、幅広い年齢層のお客様に心地よく過ごしてもらえる雰囲気づくりを大切にしている。
1歳半になる息子と一緒に国営備北丘陵公園などで遊ぶ時間が趣味であり、癒やしのひとときに。

大学時代のつながりが起点となり、“好き”を仕事に。地域の方に支えられ、仕事と育児を両立した充実の日々。

私は現在、広島県庄原市にあるシェアスペースSPACE BARをお借りして、「CAFE CLöüD」というカフェを営んでいます。飲食店の経営者として売上や在庫の管理といった事務業務をはじめ、提供しているランチやスイーツ、ドリンクのメニュー開発、お店のチラシ作りなど多岐にわたる業務に携わっています。現在は店舗の営業だけでなく、庄原市や三次市のイベントへの出店、地元企業様へ出張販売なども行っています。

大学を卒業後は竹原市にある食品メーカーに就職しましたが、結婚を機に庄原市へ戻ってきました。その際、大学時代に力を入れて活動していた「Farmer’s Hands」という庄原キャンパスの農林業ボランティアサークルのつながりで、「CAFE CLöüD」をオープンすることに。というのも私は学生時代からカフェ巡りが好きで、田植えをお手伝いした農家さんにそのお話をしたところ現在のお店のオーナーを紹介していただきました。学ぶだけでなく、出会った人とつながりを作るためにも積極性を持つ大切さを改めて実感しています。

卒業研究では鹿肉を使ったソーセージの開発に取り組みました。イメージ通りにいかなかったり、上手くいかないことも。しかし、この経験があったからこそ、諦めずに試行錯誤しながら納得いくものを作る姿勢が鍛えられました。実際、メニュー開発をする時にも、この姿勢が役立っています。お店の看板メニューであるクロワッサンとワッフルに旬のフルーツを合わせた「クロッフル」はお客様にも好評で、「美味しかったよ、また来るね」と声をかけていただいた時にやりがいと喜びを感じています。

また庄原市は自然豊かで、特に温かく優しい地域の方々のサポートがあるからこそ仕事と育児を両立できています。まだ子どもが小さいので背負って働く時がありますが、お客様が子どもと一緒に遊んで面倒を見てくれることも。大学時代のつながりが起点となり、こうして好きだったことを仕事にできていることで充実した日々を過ごせています。

今後もメニューのバリエーションを増やすのはもちろん、イベントなどで提供している焼き菓子を全国の方に楽しんでいただけるよう、ネットショップを開設したいと考えています。現状に満足するのではなく、いろいろな方とのつながりの輪を広げていけるよう挑戦していきたいです。