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【食品資源フィールド科学演習】2017年度食品資源フィールド科学演習を行いました。

印刷用ページを表示する 2017年9月1日更新

中国・四国地区大学間連携フィールド演習の食品資源フィールド科学演習を開講

 中国・四国地区大学間連携フィールド演習の一環である、食品資源フィールド科学演習を今年も当センターで開講しました(8月29日~9月1日)。本年度で5回目になります。本学及び広島大学、岡山大学、鳥取大学、愛媛大学、徳島大学から27名の学生が受講しました。初日は当センターで栽培している地域特産の水稲・果樹・野菜の見学や品質分析の実験を行いました。2日目は食品加工や食品の機能性,6次産業化について学習。3日目は学外見学を行いました。最終日は学生たちの提言を5班に分かれて発表いただきました。最後に、センター長から、短い期間で一・二年生が多い中よくまとめて発表したことは素晴らしい。実際の6次産業化・地域振興について今後もしっかり学んで欲しいとの講評で終了しました。野菜や果実のおみやげを受け、束の間の仲間を名残惜しんでお別れしました。
 初日(8月29日)は午後1時に開講しました。ガイダンスの後、水稲、果樹、野菜栽培等の1次産業について学習しました。水稲は品種による出穂や収穫時期の違い、作業分散、でんぷん組成の違いによる利用特性、リンゴ栽培では品種の違い、袋がけについて説明を受けました。最後にブドウのデラウエアやピオーネの収穫を行いました。いろいろな特性を持った素材がたくさんあります。ブドウ、リンゴの食味特性、糖度測定の実験も楽しく学習できたように思います。野菜のアスパラガス研究の見学やソバージュ栽培トマトの収穫もしていただきました。
初日は1次産業 栽培分野を中心に演習
 2日目(8月30日)は主に2次産業の学習でした。最初に機能性を活かした加工品づくりの学習として、分光光度計を使った抗酸化活性の測定実験を行いました。次に、特産物を使った加工品づくりについて、地元のプロに指導していただき主にリンゴやトマト・パプリカ・ナス等の夏野菜を使ったピザ、ロールパン、芋ボールなどを作りました。最後に、翌日の学外研修に向けた講義も受けました。
食品の機能性実験,地元プロの食品加工を学ぶ,6次産業化の講義。
3日目は学外での研修を行いました。中山間地域で6次産業化がどのように進められているのか,現場の方々から学びます。三次市の株式会社 福田農場は米価が低迷する中,米の高付加価値化を目指して米粉パンを製造販売しています。庄原市の道の駅たかのは,豪雪地帯である庄原市高野町が中国横断自動車道尾道松江線の開通を機に,道の駅を中心に「高野の逸品」づくり事業を展開してきました。青才りんご園は家族経営のりんご園でありながら,観光りんご園と加工を行っています。帰ってからは各班に分かれて見学先についての意見交換を行い,明日のプレゼンテーションに向けてのとりまとめを行いました。夕食は地元,山内地区の「里山の夢」や庄原産コシヒカリをごはんとして,庄原の街中で人気のあるカレー屋さんのカレーライスをいただきました。
福田農場、道の駅たかの、青才りんご園の見学
コンピューター室でプレゼンテーションの準備、カレーライス
4日目最終日は午前中は提言についてのとりまとめの続き、午後は発表となりました。
最終日は昨日の見学箇所についてのプレゼンテーションで締めくくり。