本文
令和5年3月13日・22日・29日の3日間にわたり,公開講座「森林資源を考える」
を開講しました。
(1) 「竹から里山の利用と管理を考える」(令和5年3月13日)
生物資源科学部地域資源開発学科の荻田信二郎教授が「竹から里山の利用と
管理を考える」を開講されました。
荻田教授は広島県内の森づくり事業の活動を紹介いただき,自身の研究テーマの
1つである竹の生態から利用,及び管理方法について,自身の取組事業をもとに
講演いただきました。
(2)「県北の森林の恵み:クロモジの香り成分の利用について」(令和5年3月22日)
生物資源科学部生命環境学科の青柳充准教授が「県北の森林の恵み:クロモジの香り
成分の利用について」を開講されました。
青柳准教授は,間伐等の森林資源の活用目的に応じた管理・運用方法の現状と課題を
解説いただき,自身の研究対象の1つであるクロモジについて,その香り成分の効果
及び利用方法について,自身の取組事業をもとに講演いただきました。
(3)「環境面での配慮を行った森林資源の活用のあり方」(令和5年3月29日)
生物資源科学部生命環境学科の小林謙介准教授が「環境面での配慮を行った森林資源
の活用のあり方」を開講されました。
小林准教授は木材をテーマに,木材のライフサイクルを公共,事業者,消費者の3点から
解説し,各々の目線からできる効率的な環境負荷低減策について,先生の研究事例をもとに
講演いただきました。
なお,参加の方からせっかくの機会なので,参加された方々と意見交換を行いたいと
要望があり,第1回目の講師である荻田教授にも参加いただき,意見交換会を行いました。
意見交換会では,参加者各々が抱える森林問題や他の地域での対策を共有したりと
とても良い交流の場となりました。
今後も,有意義な講座を開催していきますので,ぜひご参加ください。