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【国際文化学科】学生による放課後学習支援が文科省による助成事業へー外国にルーツを持つ子どもへの支援活動ー

印刷用ページを表示する 2019年6月14日更新
 国際文化学科では、平成28年度より中区基町において外国にルーツをもつ子どもを対象とした放課後学習支援活動を実施しています。基町小学校では児童の6割が外国にルーツをもつ子どもで占められており、日本語での理解力向上と教科学習の充実、母語としての中国語支援などが課題となっています。そこで、「東アジア社会論基礎演習・演習」や「国際教育協力論」などの授業では、多文化共生社会における教育課題を理解するため、放課後に学習支援活動を行い、宿題の指導に加えて日本語や中国語の指導にあたっています。

 この放課後学習支援活動は、平成30年度までは基町学区社会福祉協議会が運営する街の交流スペースで行われていましたが、令和元年度からは文部科学省による「放課後子供教室」の助成を受け、広島市の委託事業として基町小学校内においても展開することになりました(※1)。多文化共生社会を実現するには、外国にルーツをもつ新しい市民に対して、どこまで制度的に彼らの権利を保障していくのかという議論が必要になってきます。この活動を通して、学生たちは外国にルーツをもつ子どもの実態を把握するとともに、彼らの教育機会保障に向けた具体的な政策提言を導き出すことを目指しており、毎年度末に基町小学校教職員、地域の方々、市教育委員会、中区区長なども参加して研究成果報告会を開催しています。

(※1)このことについて、以下のメディアにおいて紹介されました。
■TSSテレビ新広島「広島ニュースTSS:「地域のニーズに応える」放課後子供教室に高まる期待」(2019年5月29日放送)。
■読売新聞「空き教室を活用 学習支援や体験」(2019年5月29日付け)。
■中国新聞「放課後 みんなで過ごそう 基町小 子供教室始まる」(2019年5月29日付け)。
中区基町における外国にルーツをもつ子どものための学習支援活動の様子
中区基町における外国にルーツをもつ子どものための学習支援活動の様子(2)
中区基町における外国にルーツをもつ子どものための学習支援活動の様子(3)