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人間文化学部オープンセミナー「ルワンダをみつめて-わたしたちにできる国際協力・国際貢献活動―」を開催しました

印刷用ページを表示する 2016年7月15日更新
 2016年5月25日(水曜日)に、NPO法人ルワンダの教育を考える会の理事長である永遠瑠マリールイズ氏をお招きし、オープンセミナー「ルワンダをみつめて-わたしたちにできる国際協力・国際貢献活動―」を開催しました。
 ルワンダでは1990年からツチ族とフツ族との民族対立による内戦がおこり、1994年にはフツ族民兵によるツチ族に対する大量虐殺が行われ、100万人の犠牲者を出すというアフリカ史上最悪の事態を引き起こしました。こうしたルワンダで起こった悲劇に対し、国連はP K Oを派遣して事態の沈静化を図ろうとし、わが国も自衛隊を派遣して対応しました。そこで、今回のセミナーでは、実際にルワンダ人として大量虐殺を目の当たりにしたマリールイズさんのお話しを通して、そうした緊急事態に対する人道支援としての国際協力のあり方を考えていきました。

 参加した学生からは、以下のような声が寄せられました。

・実際に戦争を体験した人の話はとても生々しくて、聞いていて胸が痛くなりました。ルワンダに対する関心もとても高まりました。機会があればキガリの学校を訪問してみたいです。(国際文化学科・2年生・Kさん)
・ルワンダの紛争、難民の生活、ルワンダへの支援活動など貴重な話をたくさん聞けた。差別的なベルギーの統治によって生まれたフツ族とツチ族の対立が、その後、悲しい出来事を引き起こしてしまった。その反省を政府が国づくりに生かしていることから学べることはたくさんあるなと思った。日本でも70年前の戦争の経験から国の形が変わり、国際貢献も多く行うようになり、反省を次に生かすことが世界平和に繋がっていくのではないかと思った。(国際文化学科・2年生・MSさん)
・ルワンダで起こってしまった民族対立、ジェノサイドは、植民地支配から引き起こされた負の遺産であるように思いました。また、マリールイズさんは、今までの人生の中でたくさんの経験をして、その事実を世の中の人に伝えようとしていてすごいと思いました。私も広島県民として、広島で起こった過去をしっかりと学び、世界に伝えるような活動を積極的に行うべきだと感じました。(国際文化学科・2年生・Oさん)
・日本のO D Aが世界にあるほとんどすべての発展途上国に送られているということ、そのO D A供与国について自分たち日本人はほとんど何も知らないことを知りました。また、自分たちがどれだけ内向的であり外に目を向けていないかについても、今回のお話を通じて改めて思い知らされました。(国際文化学科・4年生・Tさん)
セミナーの様子(1)
セミナーの様子(2)