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〔国際文化学科〕シェイクスピア劇The Tempest(『あらし』)公演の報告

印刷用ページを表示する 2016年11月30日更新
 さる2016年5月24日、県立広島大学人間文化学部国際文化学科では、インターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドン(International Theatre Company London: ITCL)の2016年ジャパン・ツアーを招致し、シェイクスピア劇The Tempest (『あらし』)の公演を行ないました。

 本公演は、ウィリアム・シェイクスピアの最後の作品にして最高傑作とされるThe Tempestを英国人のプロの役者の演技で観られる貴重な機会として、本学学生教職員だけではなく広く地域に公開されました。「赦し」をテーマとする本作品が世界平和を真摯に考える広島市民にとって重要な作品であることは間違いありません。この作品を仲立ちとして、近隣の大学を始め、中学高校、一般市民、インターナショナル・スクールの生徒さん、在広島の外国人のグループなど、多くの来場者を迎えられたことは大変幸せなことでした。

 体育館という演劇の上演には最適とは言えない環境のなか、音響、照明、空調の面で不十分な面もありましたが、用意した550の座席もほぼ満席となり、会場は熱気に包まれました。

 上演後は、役者とのトークイベントも開催され、会場とステージのあいだで質疑応答も行なわれ、楽しい時間を過ごすこともできました。

 来場者のアンケートによれば、約70%の方が「とても満足した」、26%の方が「満足した」と答えてくださいました。

 公演に先立ち、高橋渡教授(国際文化学科)による事前の解説講義も開催されました(5月17日 於:サテライトキャンパスひろしま,および公演当日 於:広島キャンパス大講義室)。この講義を聴いてから観劇された参加者の方々には、作品の意味をより深くご理解いただけたのではないかと思います。

 本学としてはこのようなイベントを今後も開催し、地域に貢献できるよう努めてまいりたいと思います。
事前講義の様子
会場風景
アントーニオとセバスチャン
プロスペローとミランダ1
プロスペローとミランダ2
本学学生によるオープニング
ITCLの俳優のみなさん