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【情報マネジメント専攻・地域産業コース】 情報マネジメント専攻の大学院生と地域産業コース(応用情報)教員が学会から表彰されました

印刷用ページを表示する 2021年2月19日更新

 情報マネジメント専攻2年 中田有哉君と地域産業コース(応用情報) 重安哲也教授が連名で執筆し,情報処理学会論文誌2月号に掲載された論文が情報処理学会の特選論文に選定されました。

 情報処理学会は,会員数約2万人の我が国の最新の情報処理分野の研究において指導的な役割を果たしている学会であり,同学会が発行している論文誌には,厳しい査読を経て採録された現在の最先端IT技術に関する多くの研究成果が毎月掲載されています。

 情報処理学会では,この論文誌に掲載された論文の中でも,情報処理分野の多くの研究者が参照すべき論文を特選論文として選定しています。特選論文は毎号の中から,上位10%程度が選定されることになっていますが,この度,中田君と重安教授の連名の以下の論文が2月号の中から特選論文に選定されました。

 

中田 有哉,重安 哲也, 「ユーザ近傍から多くのコンテンツを配信する重複の少ないNDNのキャッシュアルゴリズム」

論文公開URL: https://bityl.co/5bd3

特選論文一覧URL:https://www.ipsj.or.jp/award/ssp_award.html

 

 この論文は,高効率な多ユーザによる消費型コンテンツの配信を目的としたコンテンツ指向型ネットワークにおいて,高頻度で参照されるコンテンツをネットワーク中に重複なくキャッシュすることで低遅延なデータ配信を実現することを提案しています。特に,複数のルータ間における重複キャッシュの検出とその排除を少ない制御で実現することで,従来よりも大幅にコンテンツキャッシュの多様性を向上できることが評価実験によって明らかにされています.

 重安教授の研究グループでは,今回の特選論文の受賞で,さらなる同研究テーマの発展に向けて新たな試みに挑戦を続ける予定です。