10月26日(土)に鳥取大学で開催された令和元年度(第70回)電気・
情報関連学会中国支部連合大会において,情報マネジメント専攻1年の
中田有哉君が発表した研究成果が2つの学会(電子情報通信学会,
情報処理学会)からダブルで表彰を受けることになりました.
研究発表:中田有哉,重安哲也,”NDNにおけるキャッシュの移動性に着目した再送制御手法”
受賞することになった賞
・電子情報通信学会中国支部優秀賞
・情報処理学会中国支部奨励賞
現在,動画や画像などのマルチメディアデータのように複数人が同じ
コンテンツを閲覧,共有するコンテンツ流通型ネットワークのトラフィックを
いかにして軽減するかが次世代ネットワークの課題として世界中の研究者によって取り組まれています.
今回の中田君の研究発表では,そのようなコンテンツ流通ネットワークを
無線マルチホップ環境下でも実現する手法について検討を行った結果を報告
しました.
具体的には,無線環境下では有線環境に比べて,電波干渉等による
パケット欠損が頻発することを考慮し,そのような場合に,
効率的なパケット再送方式について検討を行いました.
また,ネットワーク中にコンテンツキャッシュを保有する場合は,
そのキャッシュの保管場所によっても,パケット欠損検出までの
時間が異なることに着目し,そのような状況に応じた適切な
再送方式を提案し,その有効性を評価しました.
今後,中田君はさらなる研究成果の獲得に向けて研究に従事する予定です.
◾️令和元年度(第70回)電気・情報関連学会中国支部連合大会URL
http://rentai-chugoku.org/