ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究者の方 > 研究者・研究紹介 > 研究者紹介 > 助川 文子(すけがわ あやこ)

本文

助川 文子(すけがわ あやこ)

印刷用ページを表示する 2024年4月1日更新

研究者紹介

助川先生

所属:保健福祉学部 作業療法学コース 職位:准教授  学位:博士(作業療法学) 

研究室:県立広島大学三原キャンパス2508号室 

E-mail:a-sukegawa@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/asmag-3

研究に関する自己PR

発達障害のある子どもと家族の活動・参加を支援する、作業療法プログラムの開発と効果検証、また、学校作業療法士に求められるコンピテンシーと教員との協業、そして若年の発達障害者の就労支援について研究しています。

研究テーマ

日本における発達障害児の小学校参加支援を目的とした作業療法の研究, 小学校参加チェックリストの開発, 学校作業療法士の研究, 神経発達症がある青年の就労支援

研究の特徴・内容

1.発達障害のある子どもと家族のための作業療法の開発と効果検討

 児童デイサービスや医療型小児病院など、現在多様な機関で発達障害のある子どもの作業療法が実施されている。そのため国内で使用される発達領域の評価や手段、また就学に向けた作業療法目標などの全数調査より、発達領域に求められる効果的な作業療法介入のあり方と、支援の効果検証を研究している。

2.学校作業療法士に関する研究

 近年増加する特別支援教育対象児童・生徒に対する学校作業療法士のコンピテンシー(能力・技能・態度)を、先行する海外の実践を踏まえ、日本における作業療法士の養成過程の検討と、学校教育領域との協業について研究している。

3.発達障害者の就労支援

 発達障害のある若年者が当事者として職業を選択し、地域で一般雇用を目指す過程を研究している。 

sukegawa1sukegawa2

受験を検討している方々へ

日本は先進的な医療で、小さく早く生まれてくる早産児や、多様な疾患をもつ子ども達を支えてきました。また、通常の生活での多様な活動・参加に、困り感をもつ発達障害のある子ども達や、障害とまでは至らずとも、成長の中で課題を抱えるパステルゾーンにいる子どもたちがいます。発達領域の作業療法では、これまで医療診断をもつ子ども達の療育で培った、多様な人の発達過程や発達課題、また医療の知識を元に、その子どもと家族の生活と多様な成長の糧となる活動への参加支援を、当事者である子どもと、そのご家族とともに検討し、助言や提案を行います。子ども達がもつ健康な能力を、障害によって阻害されることがないよう予防し、発達を支援します。こうした社会状況を受け、現在、作業療法士の職域も、子どもの専門病院や児童デイサービスから、教育委員会、地域の保育園など多様に広がっています。

連携協力を検討している方々へ

特別支援学校の高等部より、企業就労等を目指す、若年の発達障害者の就労支援の研究をしています。職業教育から就労、そして職場定着まで、将来的には、特別支援学校の小学校からのキャリア教育、高等部の職業教育における学校作業療法士と教育の連携から、当事者である生徒の就労選択と意思決定のプロセスを検討し、学校―企業―地域の途切れのない職業参加支援システムのあり方を検討しています。

また、教員調査で示された「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある児童」ら、パステルゾーンにある子ども達の学校参加状況や、ライフステージにおける課題と支援の検討を精査するため、小学生を対象とした「小学校参加チェックリスト」を作成しています。今後、学年差の検討のため、信頼性・妥当性の検討を進め、子どもの参加を妨げる要因に対する早期介入のための評価としての活用を試みます。

論文リスト

    著書

      キーワード

      発達評価, 就労支援, 参加, 学校適応, 特別支援教育, 自閉スペクトラム症, 注意欠如・多動症, 発達性協調運動症, 学校作業療法士, 作業療法 

      関連するSDGs項目

      13481011


      所属別一覧