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所属:保健福祉学部保健福祉学科作業療法学コース 職位:教授 学位:博士(教育学)
研究室:県立広島大学 三原キャンパス 3405研究室
E-mail:ckoyama@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/read0186565
地域で暮らす子どもたちが,より楽に,効率よく,安全に,自立して学校生活を送るために作業療法士にできることは何かをテーマに研究を進めています。
特別支援教育,作業療法,学校作業療法,特別支援教育における作業療法士の役割と成果,教員と作業療法士の連携・協働,学校版運動とプロセス技能評価(スクールAMPS),社会交流技能評価(ESI)
作業療法とは人が日常生活で意味や目的をもって行う様々な活動(作業)ができるようになることを支援する職種です。そんな中,私は子ども達が学校で行う様々な活動(作業)をより楽に,効率よく,安全に,一人でできるよう支援する作業療法について実践的に研究を進めています。学校は集団教育が基本ですが,近年では子どもの個性に応じた個別支援の必要性が認められてきています。学校での作業療法には学校や教員との連携・協働が重要です。作業療法の専門的な視点で子どもの行動を観察評価し,教員と協働して環境や課題を調整することで子どもの遂行がどう変化するかを明らかにすることに取り組んでいます。
私は,小学校や中学校,特別支援学校などに通う子ども達のより良い学校生活を支援する作業療法実践をテーマに研究や取り組みを実施しています。
子ども達の中には,運動が得意な子,絵を描くのが上手な子,本を読むのが好きな子など,様々な子どもがいます。興味を持って取り組める活動(作業)や能力を発揮できる活動(作業)は,子どもによって異なります。しかし,学校は集団教育が基本のため,個別の対応が難しく,個別支援の方法も確立されていません。作業療法では,その子どもの得意なこと,苦手なことを明らかにし,その子に合った環境を調整し,興味や意味のある活動(作業)をみつけ,その活動(作業)がより楽に,効率よく,安全に,自立してできる方法を提案します。
研究内容は,まずは学校で作業療法独自の視点や方法を用いて子どもの状態や環境を評価します。その情報をもとに教員と作業療法士が協働して子どもの問題に取り組みます。どのような取り組みが子どもの学校での活動(作業)や社会交流に影響を与えるかを検討します。
本来作業療法は保健・医療・福祉の領域で発展した職種です。そのため,子どもに関わる作業療法士の多くは,病院などの医療機関,心身障害児・者施設,児童発達支援センターなどで働いています。しかし,近年では教育の領域での作業療法の必要性は高まっています。学校や保育園で働く作業療法士も増えており,その成果が期待され始めています。
特別支援教育における作業療法の効果と役割について探索的な研究を実施しています。実際に地域の学校等へ出向き,学校での活動に困難さを持つ子どもを対象に,その行動(作業遂行)や人との社会交流を評価します。評価結果を教員と共有し,一緒に取り組みや手立てを考え,実行し,その成果を明らかにします。
作業療法士,AMPS講師,スクールAMPS講師,ESI認定評価者
作業療法,学校作業療法,特別支援教育,連携,協働,COPM,AMPS,スクールAMPS, ESI,倫理
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