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所属:保健福祉学部 保健福祉学科 人間福祉学コース 職位:助教 学位:博士(社会福祉学)
研究室:三原キャンパス4517号室
E-mail:huimin-yang@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/yang0104
私は介護保険およびヤングケアラーに関する研究に取り組んでいます。
高齢家族の介護をめぐるその本人および家族のつらさや悲しみを目の当たりにした私は社会福祉学を勉強したく,日本への留学を決めました。日本語学校を経て大学院に進学し,修士論文および博士論文は日本と中国の介護保険制度について書きました。
そして,博士論文を執筆した時,ヤングケアラーに関する論文と書籍を読みました。「小学生から祖父の見守り,食事の用意や洗濯などの家事をしてきた私はもしかしたらヤングケアラー?」と疑問に思いました。そのきっかけでヤングケアラーに関する勉強および研究をするようになりました。
(1)介護保険制度の持続可能性,(2)ヤングケアラーの支援体制のあり方
主に日本および中国の社会福祉をめぐる研究を行っています。
(1)介護保険制度の持続可能性については,理論枠組みと既存データを用いて中国と日本の介護保険制度の持続可能性を検討しています。中国は日本のような全国統一の介護保険制度を構築していません。各地方政府が各自の介護保険制度を制定・施行しています。
(2)ヤングケアラーの支援体制の在り方については,元当事者として文献研究および実態調査を行っています。それらを通してヤングケアラーのニーズ把握および,支援体制のあり方を検討しています。
社会の欠陥や矛盾から生じる諸問題は社会問題といいます。社会問題を鵜呑みにせず,問題とされる物事の中身を見ていく必要があると考えています。具体例を挙げると,人口構成の変化を表す「少子高齢化」がしばしば社会問題として取り上げられています。しかし,いつから,そしてなぜ少子高齢化が問題視されるようになったのでしょうか。また,急速に進んでいる少子高齢化は社会・地域にどのような影響を与えているでしょうか。その影響,特にマイナスの影響を軽減するにはどのような対策が必要で,私たちができる・すべきこととは何でしょうか。
介護保険制度,政策評価,ヤングケアラー支援体制などに関するマクロレベルの研究を展開しています。それと同時に,メゾレベルのヤングケアラーの実態調査やケアラー支援条例制定の自治体の訪問調査を行っています。
社会福祉士,精神保健福祉士
高齢者福祉,介護,児童福祉,ヤングケアラー