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鄭 銀志(ちょん うんじ)

印刷用ページを表示する 2022年4月1日更新

研究者紹介

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所属:地域創生学部 地域創生学科地域文化コース 職位:教授 学位:博士(学術)

研究室:県立広島大学広島キャンパス1717号室 

E-mail:jeunji@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/read0119801 

研究に関する自己PR

伝統服飾の独創性は、グローバル時代における国際競争力の向上に大いに寄与できる潜在力を持っています。従って、日本と韓国の伝統服飾文化を、多角的な視点で究明することは、非常に重要な意味を持ちます。

研究テーマ

1.第2次バチカン公会議以降の日本と韓国のカトリック典礼における服飾変遷

2.西洋から見る19世紀後半の日本と朝鮮の伝統服飾に関する比較研究

3.朝鮮通信使の服飾と徳川幕府の装束に関する比較研究

4.朝鮮修信使の服飾に関する研究

5.朝鮮通信使の服飾と燕行使の服飾に関する比較研究

研究の特徴・内容

主に、日本と韓国の伝統服飾文化について比較研究を行っています。江戸時代に来日した朝鮮通信使の服飾をはじめ、通信使が見た江戸幕府の装束、日本の民衆の服飾文化について、相互認識・文化の受容と変容・異文化理解という側面で研究を行いました。加えて燕行使(朝鮮から中国に派遣された使節)の服飾、朝鮮修信使(明治日本に派遣された使節)の服飾について外交儀礼という側面で研究を重ねてまいりました。

近年はさらに視野を広げ「西洋から見る19世紀後半の日本と朝鮮の伝統服飾に関する比較研究」というテーマで研究を行い、西洋人が認識した日本と韓国の伝統服飾文化や服飾観、日韓両国の伝統服飾に示された色彩文化、英米新聞から見る日本の伝統服飾のイメージの変遷について研究成果を収めています。また、日本と韓国の宗教服飾文化に表象される民族イメージに注目し、第2次バチカン公会議(1965年)以降から現代までのカトリック典礼における服飾がその国の民族文化と生活慣習に適しながらどのように変化してきたのか、その変遷過程について比較研究を行っています。これらの研究成果は、両国の伝統服飾文化を継承・発展・世界に発信していくうえで重要な役割を果します。

受験を検討している方々へ

主に、日本と韓国の伝統服飾文化について研究を行っています。1607年~1811年に来日した朝鮮通信使の服飾をはじめ、通信使が見た江戸幕府の装束、日本の民衆の服飾文化について、相互認識・文化の受容と変容・異文化理解という側面で研究を行いました。加えて燕行使(朝鮮から中国に派遣された使節)の服飾、朝鮮修信使(明治日本に派遣された朝鮮使節)の服飾について外交儀礼という側面で研究を重ねてまいりました。

近年はさらに視野を広げ「西洋から見る19世紀後半の日本と朝鮮の伝統服飾に関する比較研究」というテーマで研究を行い、西洋人が認識した日本と韓国の伝統服飾文化や服飾観、色彩文化、英米新聞から見る日本の伝統服飾のイメージの変遷について研究成果を収めています。また、日本と韓国の宗教服飾文化に表象される民族イメージに注目し、日韓のカトリック典礼における服飾変遷について比較研究を行っています。

伝統服飾は民族のイメージを具象化したもので、その民族固有の独特な美意識が込められています。他国とは異なった独自性こそが21世紀の国際競争力の源泉と認識される今日、伝統服飾の独創的な要素は、国際競争力の向上にも大いに寄与できる潜在力を持っています。従って、日本と韓国の固有の文化としての伝統服飾を、多角的な視点で究明することは、東アジアの伝統服飾文化を継承・発展・世界に発信していくうえで重要な役割すると思います。

論文リスト

    著書

      キーワード

      宗教服飾,カトリック,第2次バチカン公会議,祭服,民族衣装,朝鮮通信使,燕行使,東洋服飾史,服飾文化,比較文化


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