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岡村 和典(おかむら かずのり)

印刷用ページを表示する 2024年4月1日更新

研究者紹介

岡村先生

所属:保健福祉学部 保健福祉学科 理学療法学コース 職位:講師 学位:博士(生命システム科学)

研究室:県立広島大学三原キャンパス2320号室

E-mail:k-okamura@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/k-okamura

研究に関する自己PR

ケガをしやすい人と、ケガをしにくい人の違いはなんでしょうか?子ども~高齢者、スポーツ選手などを対象に、ケガをしない「身体」と「動き」を作るための方法を研究しています。

研究テーマ

スポーツ外傷発生メカニズムの解明、ランニング障害の予防、足関節捻挫の予防、転倒予防、月経周期に応じた外傷予防戦略の確立、物理療法の効果検証

研究の特徴・内容

 ケガをしやすい人は、ケガの原因となる身体の構造や機能、動き方のクセを持っています。これらを特定し改善させることが、ケガの治療と予防には重要です。我々は、三次元動作解析や超音波画像計測といった手法を用い、身体構造や動きを「見える化」することで、ケガの原因究明や効果的な予防方法の開発に努めています。

 例えばいわゆる扁平足は、様々な足のケガの原因になると考えられています。しかし、扁平足であってもあまりケガをしない人も存在し、その違いの1つとして、足の裏側に存在する足部のインナーマッスルの機能に注目しています。これまでの研究から、同じ扁平足でも足部のインナーマッスルが発達している人は運動中に足のアーチ構造(土踏まず)がつぶれにくく、衝撃吸収に有利であることがわかりました。現在は足部インナーマッスルトレーニングによるケガの予防効果を検証しています。

受験を検討している方々へ

みなさんは、ケガの多い選手と少ない選手がいることに疑問を感じたことはないでしょうか?ケガをしやすい選手は、ケガの原因となる身体の構造や機能、動き方のクセを持っています。これらを特定し改善させることが、ケガの治療と予防には重要です。我々の研究室では、三次元動作解析や超音波画像計測といった手法を用い、選手の身体構造や動きを「見える化」することによって、ケガの原因究明や効果的なスポーツリハビリテーションの開発に努めています(図2)。

三次元動作解析による着地動作(左)と超音波画像による足関節構造(右)の「見える化」

図2.三次元動作解析による着地動作(左)と超音波画像による足関節構造(右)の「見える化」

※QRコード:夢ナビでの研究室紹介

QRコード:夢ナビでの研究室紹介

連携協力を検討している方々へ

トップスポーツチームでの研究・サポート活動の経験を活かし、地域の小中学校でケガの予防を目的とした身体計測や体力測定を行っています。また2020年度より日本物理療法学会の代議員を拝命し、今後は効果的なスポーツリハビリテーションの提供に役立つ物理療法機器の開発にも取り組んでいきたいと考えています。

論文リスト

    著書

      専門資格

      理学療法士, 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT) 

      キーワード

      スポーツ外傷・障害の予防, スポーツ医科学, スポーツリハビリテーション, アスレティックトレーニング, 足関節・足部損傷, テーピング, 理学療法学, 運動学, 物理療法, 介護予防

      関連するSDGs項目

      34911

      関連情報

      ミニ講義「ケガをしない体と動きを作るスポーツリハビリテーション」はこちら


      所属別一覧