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所属:保健福祉学部 保健福祉学科 看護学コース 職位:准教授 学位:修士(保健看護学)
研究室:県立広島大学三原キャンパス3414号室
E-mail:k-okinishi@(@の後にを付けて送信ください)
研究内容:https://researchmap.jp/kiyoko-okinishi
子ども達の現代的な健康課題への養護教諭の実践と養護教諭の実践活動に必要な能力の獲得・向上のための研修に着目した研究に取り組んでいます。
発達障害のある児童生徒への養護教諭の対応プロセス 省察的実践家としての養護教諭の力量形成過程
キャリア別養護教諭の研修ニーズ
子ども達の健康課題はますます複雑多様化しています。多様な子どもたちの健康課題に対する養護教諭の活動の現状と保健室を中心とした養護教諭の対応プロセスを明らかにすることを目的としています。
文部科学省の調査によれば通常学級に発達障害のある可能性のある児童生徒は約7%いると報告されています。集団で学校生活を送るとき、発達障害のある子どもたちは、周りとは少し違った反応をしたり、クラスになじめなかったりすることがあります。養護教諭はその困り感や悩みに関わることは少なくありません。その対応に苦慮している養護教諭も多いですが、そういった子どもたちの不登校や保健室登校といった学校不適応の未然防止や解消に結びついた好事例もたくさんあります。
そこで、初任からベテランまで養護教諭の先生方にインタビューを行って発達障害のある子どもの学校不適応の早期発見や学校適応の促進につながる養護教諭の保健室での対応プロセスを明らかにすることに取り組んでいます。
高度情報化社会を反映し、子どもたちの周りには性に関する情報があふれています。誤った情報から性の逸脱行動をとる子どももいます。また、性的違和により学校生活に支障が送る子どももいます。性に関する教育のニーズは高いにもかかわらず、学校での性教育がなかなか進められていない現状があります。子どもたちは自分のからだや性について悩んでいても相談できずにいることが多いです。そのために命の大切さや性の多様性について子どもたちの年齢に応じて考える機会をつくることが重要だと考えています。
そのために、学校における性教育講座に出向いていますが、教職員及び当事者の方のご意見をいただきながら、性の多様性を理解できる小中学校の性教育の内容を検討しています。
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