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吉川 成美(よしかわ なるみ)

印刷用ページを表示する 2022年4月1日更新

研究者紹介

吉川

所属:大学院経営管理研究科 職位:教授 学位:博士(農業経済学)  

研究室:県立広島大学広島キャンパス1468号室

E-mail:narumiyo@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:農業経済学、国際関係学(環境と持続可能な発展論) 

 

研究に関する自己PR

修士課程では国際関係学、環境と持続可能な発展論を、また博士課程では農業と食の環境に研究対象を絞り、農業経済学を基盤としました。現在は、環境と持続可能なマネジメント、さらにはレジリエンスな経営とは何かを、広く人びとが参加可能なCSA(Community Supported Agriculture)農業と食の実践から研究しています。研究には対象地域へのフィールドワーク(地の学び)を重視しています。地域資源を対象にしたマネジメントには、エコシステム全体を支えること、そして共創する多様な担い手とネットワークの構築が必要になります。そのためには地域共通の課題を解決する社会技術を開発していくことが最も重要な鍵となります。地域が保有してきたローカルな伝統技術を掘り下げ、さらにそこに新しい価値を創出し、さらには受益者・消費者も巻き込んだ形で社会技術を開発していくことが持続可能な地域資源マネジメントの基盤です。こうした実践的な研究を行うためには、ただ外側から研究だけをするのではなく、自らが「変化の渦」になること、ローカル、ナショナル、グローバル、各ステージを貫くダイナミックな視野と実践を地域と共に学んでいくことが重要だと考えています。

研究テーマ

農と食のエコシステム、Community Supported Agriculture:CSA,環境と持続可能な発展、

 

研究の特徴・内容

これまで野菜の原産地を訪ねたり、自然資源の保全や持続可能な農業のあり方をテーマ に国際協力の分野で研究調査をしてきました。まず野菜の原産地の環境と調査することから始まり、現在の生産、栽培への活用を図ること、そして希少植物や野生の植物の保存状態のよい自然保護指定エリアにおける自然保護と農家・住民の暮らしのバランスについて、文化人類学的な調査手法で調査・提言してきました。農業は、自然や天候という本来は制御しきれない要素をかかえ、自然を良好にマネジメントしていくことで持続し、成り立っていきます。こうした文化としての農業と環境の調査を踏まえて、グローバルなステージで活躍する環境分野の人材育成を目的として、アジア各国の大学生の交流プログラムをデザインし、各国の自然環境や価値観の違いを学びながら、地球環境問題について国境を越えて討議、提言を行う環境委教育プログラムを開発を行ってきました。プラスチックの海洋浮遊ゴミの問題に対する解決策を提言するフィールドワークを行うなど(SDGsハッカソン)、これまでに10大学を拠点に多くの学生の参加により開催しました。アジアの大学を繋いだ環境プログラムの開発研究は、農業のみならず、観光をはじめとする地場産業との連動によるものであり、現在では、この経験を自然をマネジメントを担っていく人と技術の関係について研究を深めている。地域に最適な技術とはなにか、農業現場から食卓までのヴァリューチェーンや、広く人びとが参加しあえる食料供給システムの構築について研究している。

論文リスト

    著書

      知財リスト

      1.(共同特許取得 2007-282544号)栽培指導・産地形成・施設栽培技術への貢献、2007年5月 

      専門資格

       博物館学芸員任用資格、考古調査士資格 

      キーワード

       地域資源、CSA、自然と人間、環境と文化、クライメートチェンジ、アグロエコロジー

      関連するSDGs項目

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      関連情報

       広島県・HBMS 農と食のマネジメント講座「ファーマーズテーブルひろしま」WEB/写真

       

       

       


      所属別一覧