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朴 壽永(ぱく すうよん)

印刷用ページを表示する 2023年5月1日更新

研究者紹介

朴先生

所属:生物資源科学部 地域資源開発学科 職位:教授,附属フィールド科学教育研究センター長 

学位:博士(国際バイオビジネス学) 

研究室:県立広島大学庄原キャンパス2610号室

E-mail:park@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/s.y.park

研究室Web:https://bumoc.net

研究に関する自己PR

農業分野においても他産業と同様に例外なく複雑多岐にわたる未来型農業経営の営みが求められています。そこで,複数の高度情報システムの活用及び開発を行っています。

研究テーマ

統計的検定の自動処理解析システムの開発,ビジネスモデル創造活動支援システムの開発,応用認知脳科学研究,ドローン空撮画像解析による地域資源の開発,人工光型植物工場の経営と普及に関する研究,地域創生

研究の特徴・内容

先進過疎地域庄原という言葉があります。この言葉が表すように、人口減少による地域過疎化は避けられない可能性が高い中で、敢えてそれらを見据えた先進的な過疎地域の創生方法を検討することも重要といえます。そこで、先進的な過疎地域の姿とは何かを求め続けるような研究を試みています。

具現化にあたっては上記の研究テーマに挙げた農業を中心とした技術やツールが有効と考えられます。地域の過疎化によるデメリットが主に議論される中で、逆にメリットを探り出しつつ、それらをチャンスと捉えた地域開発や地域住民の幸福度を再評価します。

受験を検討している方々へ

例えば上記の3Dモデル構築や下の3点のような技術はスマホ操作のように興味さえあれば誰もが簡単に学修できる時代です。そのため、自分ならこれらの技術をどのように活用したいのかを考える習慣付けが大事だと思います。日々進化する技術等を共に学び、実践してみませんか。

(1)温室効果ガスのメタンの排出量算出と評価

全球で植物体から一年間に放出されるメタンの全体量が森林などの陸域における炭素吸収量より多いという実験結果がNature誌に報告されたことに着目し、その真偽を確かめた。衛星データと地上観測データを利用、分析した。その結果、Nature誌の報告内容を覆すような成果を得た。

(2)ビジネスモデル創造活動支援システムの開発と有効性の実証

研究者のみならずインターネットユーザが普段慣れているウェブ上のボタンをクリックするだけで実施できるウェブ型テキストマイニングツールのiTMを開発した。また、ウェブ上でブレインストーミングやKJ法によるアイディア発想が具現できるiSWOTを開発し、人工無脳(Chatterbot)の考え方を適用することでアイディア発想を促す機能をも複数実装した。さらに、ウェブアンケート調査機能に加え、統計分析の知識や経験がなくても、ウェブ上のボタンクリックだけで適切かつ手順を踏んだ関連のある複数の検定結果が同時に得られる機能を備えたiTNを開発した。

これらを連動させたBuMoc(https://bumoc.net)の活用によって、経営戦略の策定や、アンケート調査や合意形成ツールなどのアカデミックな手法を、簡易に実践できることも確認した。

(3)認知脳科学に関する研究

近赤外脳機能計測法(fNIRS)計測機器を活用、定性的な「心ほぼ等しい脳」という要素を定量化するニューロマーケティングの研究に取り組んでいる。

連携協力を検討している方々へ

今までは、自分の興味を中心とした課題設定による研究活動が主であり、真新しい分野においても挑戦し必ず結果を出しました。これからは、今までの経験を生かし、所属学科の名の通りに、地域に根差した活動も行いたいと強く望んでいます。例えば、地域の農家や団体が取得したデータの分析作業も喜んで代わって行うなど、大小構わず地域づくりの一助になりたいと考えています。

論文リスト

    著書

      キーワード

      データサイエンス,ニューロマーケティング,スマート農業,地域創生

      関連するSDGs項目

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      所属別一覧