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奥山 葉子(おくやま ようこ)

印刷用ページを表示する 2022年4月1日更新

研究者紹介

奥山先生

所属:助産学専攻科 職位:講師 学位:修士(看護学)

研究室:県立広島大学 三原キャンパス4426号室

E-mail:yokuyama@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/okku-yoko

研究に関する自己PR

分娩に携わる助産師には直接介助者と間接介助者がおり産婦がより良い出産となるよう支援しています。その助産師たちが、産婦のケアを通して、学び合い、「わざ」を修得していく過程を明らかにしたいと考えています。

研究テーマ

分娩期の間接介助者のあり方、助産師のわざの伝承、シミュレーション動画を用いた分娩期の助産診断トレーニングプログラムの開発、明治期にみる『産婆』の名称変更からみた助産観の変遷、OSCE 

研究の特徴・内容

 現在の出産を取り巻く状況は、産科医不足や分娩取り扱い施設の減少に伴う周産期提供体制の変遷、少子化、ハイリスク妊娠・分娩の増加等を受けて、地域における安全・安心な妊娠・出産・育児環境の整備は喫緊の課題です。また、健やか親子21(第2次)が掲げている「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現には、女性が安全・安楽・安心な出産をすることが必須です。その出産には、Women-Centered-Careで、母子や家族へ切れ目のない支援をする助産師が求められています。厚生労働省では、周産期救急医療における「安心」と「安全」の確保に向けて、産科医・新生児科担当医、助産師といった人員の維持や拡充を図ることが提言されています。どれだけ医療が進歩したとしても、分娩は、突然異常が起こりやすいのが特徴で、その対応のため多くの場合には直接介助をする助産師の他に、間接介助者が出産の場にいます。直接介助者と間接介助者は対等に学びあいながら、妊産婦へより良い支援を行っています。この助産師同士の学びあいは、助産師のわざの習得に関係していると考えています。助産師がどのようにわざを習得し、成長していくかについて研究していきたいと考えています。

研究結果を活かしながら、助産師の基礎教育にも貢献していきたいと考えています。

受験を検討している方々へ

助産学専攻科では、学生が主体的に学ぶことを大切にしています。学生さんは、ともに助産を学ぶ仲間として、一緒に学んでいくことを楽しみにしています。専攻科全体として、学生が主体的に学ぶことができるように、確かな判断力・実践力を身につけることができるようにシミュレーション学修を取り入れています。

また、研究においては「助産師のわざの習得過程」を明らかにすることや、「シミュレーション動画を用いた分娩期の助産診断トレーニングプログラムの開発」の共同研究を進めています。昨年度からのコロナ禍で、さらに助産師学生が効果的に学ぶことができるためのプログラム開発をこの研究を足がかりに行っていきたいと考えています。

連携協力を検討している方々へ

今までに、地域の妊産婦に対して、マタニティセミナー講師を行ったり、助産師学生が地域で行う集団の出産準備教育をサポートしたりしてきました。女性がよりよい出産をするためには、健康的な妊娠生活を送ることが大切です。それに貢献できるように、地域の妊産婦や家族に対しての活動に参加していきたいと考えています。

今年度からは、地域連携センターの三原シティカレッジにて「マタニティセミナー子育ては妊娠期から(オンライン)」を企画しています。妊産婦さんが孤立せずに、地域で子育てしていくことができるプログラムを検討中です。

論文リスト

    著書

      専門資格

      助産師・保健師・看護師・アドバンス助産師(日本助産評価機構 助産実践能力習熟段階レベルⅢ認証)・新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)(日本周産期・新生児医学会認定)

      キーワード

      助産学、助産師教育、分娩、間接介助者、わざの伝承、シミュレーション学修、OSCE、出産準備教育

      関連するSDGs項目

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      所属別一覧