ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究者の方 > 研究者・研究紹介 > 研究者紹介 > 渡辺 陽子(わたなべ ようこ)

本文

渡辺 陽子(わたなべ ようこ)

印刷用ページを表示する 2022年4月1日更新

研究者紹介

渡辺先生

所属:保健福祉学部保健福祉学科看護学コース 職位:准教授 学位:博士(看護学)

研究室:三原キャンパス3415研究室

E-mail:ywatanabe@(@の後にドメイン画像を付けて送信ください)

研究内容:https://researchmap.jp/read0205029

研究に関する自己PR

私は,たとえ認知症になったとしても,その人が望む生活を送ることができるような社会の実現に向けて,看護職の立場で行うことのできる支援を明らかにしたいと考え,研究活動を行っています。

研究テーマ

認知症高齢者の行動・心理症状に対する支援方法の開発,認知症高齢者に対する自己決定支援,認知症高齢者の継続的な軽運動の実施効果

研究の特徴・内容

私は,実践現場に根付いた研究を行うためには,認知症ケアを実践しているスタッフの方々との協働が不可欠であると考え,認知症ケアの実践現場における介入研究や,アクションリサーチを行っています。これまでに,認知症高齢者の行動・心理症状に対するケアプロトコルの開発や,日常生活における自己決定の支援方法の開発・開発した支援方法の効果の検証などを行いました。現在は,医療機関や高齢者施設に伺い,スタッフの方々と協働しながら,認知症高齢者の望む生活を実現させる上での課題抽出や,課題解決に向けた取り組みを行っています。

受験を検討している方々へ

私は,たとえ認知症になったとしても,その人が望む生活を送ることができるような支援方法を考える研究を行っています。

(1)行動・心理症状に対するケア

認知症の人は,周囲からみて理解が難しい行動をとることがありますが,それは認知症の方にとっては意味のある行動です。私は,認知症の方の行動を,周囲がどのように理解し関わっていけばよいのか,を明らかにする研究を行っています。明らかになった方法を認知症ケアの実践現場に伝えるという活動も行っています。

(2)認知症の人の自己決定支援

認知症が進行すると,身の回りの色々なことを自分で決めることができなくなると思われてしまいます。しかし周囲の手助けがあれば,自分で決められることが沢山あります。今までの研究で,支援者が,認知症の方の思いを理解する糸口をみつけ,毎日の生活の中で「何を飲みたいか」「どのような活動がしたいか」を問いかけ,自己決定を支えることで,認知症の方に良い変化がみられことがわかりました。さらには自己決定を支援することで,支援する側にも良い変化があらわれることもわかりました。
私は,認知症の人が暮らしやすい社会は,誰もが暮らしやすい社会であると考えています。そのために私ができることを,これからも考えていきたいと思っています。

*研究については夢ナビでも紹介しています

https://bit.ly/3qmJzzI

連携協力を検討している方々へ

連携協力を検討している方々へ

現在は,認知症ケアの実践現場におけるアクションリサーチを実施しています。医療機関や高齢者施設で認知症ケアを実践している看護職・介護職と協働しながら,その場における課題解決に向けた取り組みを行っていきたいと考えています。

地域活動としては,小学生を対象として,看護職の活動や,看護の対象となる人を知るための体験学修講座を実施しています。今後は,中高生に対する認知症の啓発活動も行っていきたいと考えています。

論文リスト

    著書

      専門資格

      看護師,保健師

      キーワード

      認知症看護,行動・心理症状,自己決定支援,豊かな暮らし,看護介入,軽運動,アクションリサーチ 

      関連するSDGs項目

      11


      所属別一覧