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第1回:「ノーマン・マクリーン『マクリーンの川』を読む」 地域創生学部 准教授 栗原 武士
「私たちの家族では、宗教とフライ・フィッシングのあいだに、はっきりとした境界線はなかった」という書き出しから始まる『マクリーンの川』は、アメリカの大自然を舞台とした「釣り文学」の決定版であると同時に、家族と伝統の物語でもあります。本講義では「リバー・ランズ・スルー・イット」というタイトルで映画化もされたこの作品を、みなさんと一緒にじっくりと読み込んでみたいと思います。
第2回:「三島由紀夫『潮騒』を「読む」―「小説」の奥行―」 地域創生学部 講師 福田 涼
これまで五度にわたって実写映画化されてきた『潮騒』(1954年)は、少年少女の素朴な恋愛を描く、「分かりやすい物語」として認識されてきました。しかし本作の細部、とくにヒロインである初江に関する記述を注意深く辿ってゆくと、従来的な認識とは全く異なる、「奥深い小説」としての側面が浮き彫りとなります。「小説」を「読む」ことの悦びを、ともに体験しませんか?
こちらのチラシもご覧ください。↠R7「読み切り文学講座」チラシ [PDFファイル/173KB]
第1回:令和7年10月17日(金曜日)
第2回:令和7年10月24日(金曜日)
時間:10時~11時30分
広島市南区民文化センター 3階 大会議室A
(広島市南区比治山本町16-27)
文学・読書に興味をお持ちの方(高校生相当年齢以上)
各回40名(要申込・先着順)
無料
10月1日(水曜日) 9時から受付を開始します。
広島市立南区図書館へお電話(Tel 082-251-1080)いただくか、来館でお申し込みください。
Fax(082-252-4120)でも受け付けております。
※休館日、開館時間についてはチラシ(PDF)をご確認ください。