経営学科・和田ゼミの3年生が,株式会社JTB等が事務局を務める「大学生観光まちづくりコンテスト2021」(ニューノーマルステージ)で入賞しました。このコンテストは全国の大学生が観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競うコンテストで,和田ゼミは2013年度からほぼ毎年応募しています。2021年度はウィズ/アフターコロナ時代の観光まちづくりプランを競う「ニューノーマルステージ」が設けられ,和田ゼミから「なつやさい」と「おきあがりこぼし」の2チームが応募しました。
このうち,チーム「なつやさい」が作成した「広島カラーツーリズム」は,広島県に本拠を置くプロスポーツチームのチームカラー(赤・紫・緑・朱)に着目し,各チームの試合観戦と各カラーに関わる観光施設等を訪問するマイクロツーリズム促進プランです。一方,チーム「おきあがりこぼし」が作成したプラン「尾道で会いたくなるO2Oプロジェクト」は,移住者が増加している広島県尾道市を対象に,オンライン・コミュニティでの関係人口づくりをリアルな(オフラインの)観光交流に結びつけようというプランです。
12月20日までに行われた予備審査の結果,「広島カラーツーリズム」は優秀賞に選ばれ, 15チームが最優秀賞を競う本選審査に進むことになりました。また「尾道で会いたくなるO2Oプロジェクト」は,本戦出場を逃したチームのうち優れたプランに送られる入賞に選出されました。
両チームとも,コロナ禍にあって対面での活動が制約を受ける中, 資料調査やアンケート調査,ヒアリング調査を通じた現状・ニーズ把握,旅行プランの企画,推進体制や収支計画の立案,提案資料の作成などに精力的に取り組みました。その過程でいくつかの困難にぶつかりましたが,それを乗り越えた経験が今後の学修活動や社会生活にきっと活かされるはずです。
なお,和田ゼミは2022年度から地域文化コースに配置されます。和田ゼミで観光まちづくりを学びたいという高校生の皆さんは,地域文化コースのページをご参照ください。
(文責・和田)