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本日,総合臨床実習1期目セミナーを実施しました。
作業療法士の養成課程で重要な臨床実習
県立広島大学作業療法学科・作業療法学コースでは,1年生から4年生までの各学年に臨床実習を配置しています。
臨床実習は,実際の臨床の現場に出て学ぶ貴重な機会です。特に4年生の総合臨床実習は,これまでの学修の集大成として9週間の実習を2回実施しています。
実習セミナーは,実習施設で臨床を通じて得られた経験からの学びを学生自身が振り返り,他の学生と語り合い共有することで深めていくことを目指します。そのため県立広島大学では,総合臨床実習1期目,2期目のそれぞれに2日間ずつのセミナーを実施しています。
実習セミナー1日目 事例報告会
実習セミナー1日目は,事例報告(経験報告)会を実施しました。
事例報告(経験報告)では,実習中に経験した経験を客観的に振り返りまとめることで,頭での(認知的な)理解を目指します。学生は,実習地での経験をA3,1枚のレジュメにまとめ,その内容に基づき発表スライドを作成して発表します。
大切な質疑応答
その後,5~7分間の質疑応答では,それぞれの学生が自分たちの経験を踏まえた質疑応答により,事例への理解や臨床思考過程を深めていました。学生たちにとっては,貴重な経験になったことと思います。
このように素晴らしい経験となったのも,臨床実習指導者を始め実習地の作業療法士や他職種そして関係者の皆さん,学生の実習を支えてくださったご家族や関係の皆さん,何より学生の実習を受け入れてくださったクラインエントとそのご家族のおかげだと感謝しているところです。実習を終えて,意見を交わし合う学生が頼もしく誇らしく思えています。ありがとうございました。
明日は実習セミナー2日目。学生の主観的な体験を通じて,感情・情緒の面からストーリーを共有します。客観と主観を組み合わせた実習セミナーは本学の特色で,より深い学びにつなげ,また自分たちの経験に誇りを持ってもらいたいと考えています。
県立広島大学作業療法学コースにご興味ある方は,オープンキャンパスなどにご参加いただき,ぜひ一度見て触れて,体験してみてくださいね!お待ちしています。