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庄原キャンパスでは、10月28日(土曜日)に「秋の公開実習」を開催しました。
県内外から多くの高校生・保護者の方々が御来場くださいました。
ありがとうございました。
当日の様子を一部ご紹介します。
基礎環境科学実験(西村)
「化学基礎」の教科書にあるペーパークロマトグラフィーを用いて、私たちが普段接する食品に含まれている化学物質の分離分析を体験しました。高校の化学で学んでいる内容を実際に体験するとともに、日常生活において私たちに身近な化学物質について考えてもらいました。
基礎生命科学実験(八木)
顕微鏡を使ってさまざまな微生物を観察し、その形と運動の多様性を知ることを通じて、研究の醍醐味を体験してもらいました。
基礎地域資源科学実験(馬渕)
食品加工や食品の品質保持などの褐変反応(茶系に変色する反応)には、酵素的褐変(食品に含まれる酵素によるもの)と非酵素的褐変(酵素は関係しない)があることについて解説し、この2つの褐変反応を実験的に体験してもらいました。酵素的褐変では、りんごを用いて褐変とその防止方法について調べてもらいました。非酵素的褐変では、異なる条件で調製した試薬を用いて、色の変化を確認しました。実験後、これらの反応と実際の食品加工等との関りについて解説しました。
フィールド科学実習(谷垣)
秋の深まるフィールド科学教育研究センターの施設や人工光植物工場等を見学し、「フィールド科学実習」で育てた果樹や野菜類の収穫及び管理作業を体験してもらいました。