ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 研究者の方 > 研究者・研究紹介 > 重点研究事業 > 平成30年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(9)

本文

平成30年度 重点研究地域課題解決研究活動報告(9)

印刷用ページを表示する 2018年11月13日更新

 

広島県の小中学校における「食に関する実態調査」等のデータ解析

概要

 

研究代表者

学部・学科

人間文化学部・健康科学科

職名

教授

氏名

杉山 寿美

課題提案者

広島県教育委員会事務局 教育部 豊かな心育成課

研究課題名

広島県の小中学校における「食に関する実態調査」等のデータ解析

研究の概要

本研究は,広島県教育委員会が実施する「広島県『食に関する実態調査』」及び「栄養教諭・学校栄養職員による『食に関する指導』実績調査」について,調査項目設定に対する検討,同調査の集計・解析により,(1) 児童生徒・保護者の「食」の詳細把握,(2) 栄養教諭の指導効果(児童生徒,保護者等の「食」の実態との関係)の検証を行うものです
加えて,食行動は栄養的知識のみでは必ずしも変容しないことから,2
つの調査の同時解析を通して,適切な食生活の形成に児童生徒に食に関するどのような資質・能力を身に付けさせることが食行動の変容に効果的か,保護者に対してどのような働きかけが有効か,についても具体的に示すことを目的とします

活動状況

 本年度の集計対象調査は,広島県教育委員会が11月に実施する「広島県『食に関する実態調査』」です。そのため,10月までの活動としては,昨年度および一昨年度のデータの再解析を行い,今年度末に発行される人間文化学部紀要に原稿を提出したところです

 その結果,栄養教諭配置によって,朝食に主食,主菜,副菜をそろえることや,家庭での手伝いや料理など,児童および保護者の食行動に対して,変容が容易ではない食行動への効果が示されました。また,栄養教諭の教科における指導と給食時間における指導は,異なる方向から児童や保護者の食に影響していることが明らかとなり,教科における指導と給食時間における指導のいずれも確実に行っていくことが重要であることが示されました。

 今後も,栄養教諭の教育効果を学術的に示し,広島県の食育推進のための基礎データを構築したいと考えています

 なお,集計はナンバリング・匿名化を行った調査用紙についてデータの保護・管理に関する基礎的知識・技術を修得した学部学生の協力で,解析は健康科学科に所属する教員と大学院生の協力で行っています

杉山写真
データの保護・管理に関する基礎的知識・技術を修得した大学院生による集計・解析作業の様子

 

 問合先

県立広島大学 経営企画室

〒734-8558
広島県広島市南区宇品東一丁目1番71号
電話番号 (082)251-9534(ダイヤルイン)
電子メール kikaku2@pu-hiroshima.ac.jp