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平成26年7月5日(土)に,医療・介護従事者のためのマネジメント講座4日目を開催しました。
第5回は「社会心理学」をテーマに,大阪大学の権藤恭之准教授が「百寿者調査からみえる健康長寿社会の課題」について講義を行いました。まず百寿者と呼ばれる百歳以上の高齢者研究について,調査から得られた性格特性などの特徴を紹介しました。そのことを踏まえた上で,年をとることとはどういうことか,サクセスフルエイジングをどう達成するか,健康長寿社会の課題について明らかにしました。
講師 大阪大学 | 講義風景 講義に聞き入る受講生の様子 |
第6回は「介護食科学特論」をテーマに,本学の栢下淳教授が「介護食の食品科学からのアプローチ」について講義を行いました。高齢者の死亡原因のひとつとして誤嚥を取り上げ,誤嚥を防ぐ方法と高齢者の嚥下機能低下の早期発見方法を紹介しました。次に,咀嚼力低下により普通食は提供できないため,高齢者の食事の形態調整や栄養管理が重要であるとし,嚥下調整食の標準化についてくわしく説明しました。
講師 県立広島大学 | 講義風景 今回も多くの受講生にお集まりいただきました |
次回は,7月12日(土)の第9回,第10回の講義の様子を紹介します。
【参考】
当該講座の募集時の資料をご覧になりたい方は,こちらで御確認ください。
→ 医療・介護従事者のためのマネジメント講座 募集要項