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10月30日(月曜日)に,三原キャンパスにおいて消防訓練を実施しました。
今回の消防訓練は,瀬戸内海沖を震源地とした震度6強の地震発生後,キャンパス2号館の調理実習室で,平日昼間に火災が発生したことを想定して,地震及び火災発生時の初動態勢の確認と,自衛消防隊の通報連絡・初期消火・避難誘導等の訓練を実施しました。
授業中に発生したとの想定のため,多くの学生や教員が避難訓練に参加しました。授業を受けていた学生は,地震発生後は身を守り,全館放送や教員の指示に従って,迅速に噴水広場へ避難することができました。
今回は,「障害のある人の避難誘導を考える」ことを避難訓練に取り入れ,消防署員が障害のある人に扮し,要救助者となっていただきました。この要救助者の避難誘導を手伝った学生からは,「言葉以外でどのように対応したらよいか分からなかったため,困った。」との感想がありました。消防署からは,「周囲のことに気を配って避難してほしい。体が不自由な人がいた場合,どのようにしたらよいか本人に尋ねることが第1歩である。その人に合わせて対応してほしい」と講評をいただきました。
三原キャンパスで学んでいるの学生の多くは,将来,医療・福祉関係へと就職します。社会に出てからは自分以外の命も守っていかなければなりません。今後も,学生及び教職員の防災意識の向上に努めていきます。